待ちに待った映画『キャッツ』が公開される。

主演の華のあるバレエダンサーをはじめ、
テイラー・スウィフトやジェニファー・ハドソンという人気歌手。
ジュディ・デンチやイアン・マッケランという大御所で固めている。

あー、『レ・ミゼラブル』に次いで、
絶対失敗しないだろう、安心して見れるだろうなと思っていた。
が、意外と不評みたいである。

ホラー映画、芸術的な毛玉という批評から察するに、
舞台での、あのファンが長年見なれてきた猫メイクと違って、
映画だからできるのだけど、
CGを駆使して自然な人面猫に仕上げたつもりが、
逆にまずかったのかな?と思った。

ミュージカルは、
セリフと歌のつなぎもテンポよくないと、
ダラッとした印象になってしまう。

本業俳優や本業歌手ではなかなか、
両立して流れをつくるって難しいのかも。
おそらくそこそこ歌える俳優さんを選んでいるのだろうけど。

『レ・ミゼラブル』のトリは、
『夢やぶれて』になるのだろうけど、
これはアンハサウェイの演技力ゆえの表現力で引っ張った気がする。

たとえば『アニー』の『tomorrow』なんかは、
歌う子のイメージや年齢もある。
ある程度しぼれて、キャスティングも年若い女の子の中から素直にできそう。

じゃあ『キャッツ』の大トリはというと『メモリー』だろう。
死期が近づいている娼婦猫が、
最後の力を振り絞るかのように、人生を歌う。
ファンにとっては、
お決まりで、そして待ちに待ったシーンだ。

私はこのキャスティングで、
ジェニファー・ハドソンを抜擢したことに感謝している。
スターやアイドルのように脚光を浴びてきたわけではない、
少し拗ねたような眼差しの、
生きるために歌ってきたような彼女の声が、
この歌や、この役にぴったりだと思う。

すさまじい表現力で、
すべて持っていってしまっているようだなニコ