雛祭り、

毎年、妻はPCのプリンターの上に雛人形を飾る。

結婚してからずっと。

小さな焼き物の人形。

 

甘酒も菱餅もそれに雛アラレ何んにもない。

関東飾りとのことだ。

「へぇー」 「なるほどねー」 余計なことは言わない。

それより、大盛りのちらし寿司を無事に平らげることに専念する。

お代わり!できたら上出来!だ。

 

夜も更けて…

妖しくも雅な世界が・・・

 

 

 

んん・・・夢か?

 

うつつか?

 

幻か?

 

そうそう^^

お代わり、いけましたよ!

よかった!

 

妻は二人姉妹の姉として育ち、子供の頃は段飾りの人形飾りがあったと言う。

姉妹が長じて社会人になってから、転居を機に家族は段飾りを処分したそうだ。

妻はそれまでの家族の思い出と将来も変わらぬ絆を込めて小さな人形を買ったのだろう。

妻の大切な宝物だ。