午前10時の映画祭にて久々観賞。

 

1958年作品(日本公開1959年)

監督:アンジェイ・ワイダ

脚本:アンジェイ・ワイダ、イェジー・アンジェイエフスキー

(イオンシネマ シアタス調布 8)


第二次世界大戦後のポーランドの政治体勢をめぐって争う勢力。
ナチス・ドイツは破れ去ったが、その後の混沌とする国の状況。

マチェク(ズビグニエフ・チブルスキー)はソ連が主導する共産党勢力の幹部スチューカの暗殺を狙う右派テロリスト。
彼は暗殺計画を前にホテルのバーのウエイトレス、クリスティーナと愛し合う。このことが、彼の気持ちを揺がす、、、。

暗殺直後に打ち上がる花火、干されている多くの白いシーツ、ゴミ溜めのマルチェク。

製作当時のポーランドは体制による検閲があり、監督のアンジェイ・ワイダはわざと分かりにくい表現を多用している。それがまた当時の政治状況の難しさを感じさせると同時に様々な想像力と解釈を生み出す。