企業や組織における人材採用は、古くは「三顧の礼」「隗より始めよ」といった言葉にあるように、有史以来、人間社会における組織の発達とともに研究され試行錯誤されてきました。組織の発達過程において、人材採用が組織の生産性に非常に重要な影響を与えることは言われて久しいですが、「これを行えば間違いない」「これが正解」といういわゆるBEST PRACTICEは未だ確立されていません。これは「採用ノウハウ」というものが発展途上であり未熟であるという側面もありますが、確立されていない一番の理由は『人間』と『社会』自体が発展途上にあるからです。その中において、組織における人材採用(≒個人にとっての所属組織の選択)は“答え”の無い永遠のテーマであり、言い換えるなら、「人材採用が何たるか」の追究はゴールの無いマラソンのようなものです。

HRSは、常にそんなレースの先頭を走っていたいと考える会社です。その時代や環境、エリア、業種・職種でのベストな手法を開発、実践、検証し、少しでもこの世の中で目標達成、目的実現を果たす組織の一助になることを切望しています。

このコラムでは、組織が目標・目的の達成や戦略の実行において必要な人材を採用する為の、ノウハウや事例、気付きなどを発信します。題にあるように、人材採用を農業、狩猟、漁業などに例えながら、あくまでも人材採用は組織において「生産活動」であるということを前提に展開してゆきます。