良好な人間関係を作る上で、という話を前回出した。



もう一つ関係性を捉える上で、留意しておきたことが思い浮かんだので記載したい。



対人関係について二つの捉え方を提示したい。



①集団の中の一部であること


相手のことで憤ったりすることというのは、自分を主体、相手を客体と考えているからである。


それを一旦やめて、人間という大きな全体の中の一部という考えを持つ。


つまり、それを人間個体で考えると、いろんな臓器がある。我々も大きな人間という全体の中の臓器の一つと考えるべき。たとえば、肝臓が病気になったり、どこかに不具合が出ても、他の臓器がその臓器にフラストレーションを感じたりすることはなく、なんとか全体を維持するために助け合うだろう。人間全体もそういう風に考える。相手が自分と違う態度や考えを持ち、それに不満を持ったり攻撃することはナンセンスで、それは全体の中の一つの事象でしなかない。受け止めていくしかないのである。いちいち攻撃してたら、全体としてはエネルギーの枯渇する。よりよくみなが生きていくための方法論を考えていくべきで、そうしないと我々の体の中でしょっちゅうコンフリクトが生命はすぐに途絶えてしまう。



②相手のいやな部分は自分にもある


これは心理学ではよく言われていること。相手を見て、苦手と思うことは必ず自分の内面にもある。表出させないように、押さえ込んでいる部分がそれに当たることが多い。本当は相手のいやな部分って、自分では憧れがあったりするが、一定の自己の価値観のもと、押さえ込んでいるのである場合がある。それを認識すべき。極論すれば、相手を見て出てくる好き嫌いはすべて自分の認知の傾向から現れていて、客観的な映像ではないのである。たとえていうなら、夜中に満天の星を見て見上げてるつもりが、プラネタリウムのように私自身が映し出している星の姿なのだある。



この二つは、私は真実だと思っているが、これを理解するのは本当に難しい。