人事コンサルタントとして、企業にお邪魔して様々なソリューションを出し、

解決策を出す。短期的に効果が見えて、非常に喜ばれ、ある意味畏敬の念をもたれる。

嬉しいことだけど、何かがしっくり来ない場面がる。

そもそも、人事コンサルが扱う経営学ってなんだろう。

そして、人事コンサルって本当に課題を解決できる能力があるのだろうか。



人事コンサルタントや研修講師の略歴を見ると、ほどんど眩しいくらいピカピカしている。

でも、そもそも、どういった経緯でコンサルタントになったかを聞くと、

最初に入った会社でなんらかの不満を持ち、上司と会わなくなって、専門職の道に

進んでいる人が多い。

つまり、頭は良いかもしれないけど、会社組織という枠組みの中で、ある意味失敗したした人・

脱落した人が、残された自分の論理的思考力を磨いて、その職に就いていることが多い。

経営学の先生やコンサルタントに、経営者を任させたら本当に上手くいくのか?

上手くいくことももちろんがあるが、上手くいかないケースが多いのではないか。

私が在籍していたMBAコースのファカルティのマネジメントが上手くいっておらず、大勢の

有名教授が退職したりしていた。

つまり、経営学を教える立場の人間が、経営を実際にやろうとすると非常に覚束ない状況にある

ということ。

こういう学問は他ではあまりないのではないか?



そういう状況で、われわれコンサルタントはどうあるべきか?

現場の方々よりも、圧倒的に経営や人事に対して考える時間は多いので

知識や考え方のフレームを提供することは得意であり、価値が出せる。

但し、実際に経営を遂行するのは、現場の経営者。彼らの実行力・現場力を支援できる

経営のよきパートナーであり続ける必要があるのだろう。

医者のように、課題を抽出して、処方箋出して、病気を治すというスタンスではなく

一緒に状況を確認し、課題の本質を考え、解決の選択肢を与えながら、

一緒に方策を絞り込んでいく。

コーチ的、参謀的なスタンスが求められるのだろうと思う。

医者と患者のような上下関係を作った時点で、

経営にとってよろしくない影響が出てしまうと考える。