アルジェリアの天然ガス関連施設での人質拘束事件。


いまだに日本人の安否が確認できず、様々な情報が飛び交っている不安定な状況である。


そんな中、昨日日揮の川名社長が自ら現地で安否の確認をとるべく、アルジェリアに向かった。


http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20130120-00000010-nnn-int


こんな状況で、この事実に対して、コメントするのは憚られる部分もあるが、


社長のこのアクションに少なからず感銘を受けたのでブログにアップしたい。



まだ現地が安定期に入っているか分からない状況で、トップ自ら現地に向かったというのは、


身の安全が心配であるものの社長としての覚悟が感じられる。


こういう会社の屋台骨を揺るがすような上場企業の事件を多数目の当たりにしてきたが、


社長の覚悟の度合いによって、その場で起こすアクションは様々。


近いところでは、様々な食品問題。原発の事故で、残念な行動、コメントをしている社長を多数見てきた。


私自身も、日本サラリーマン社長なんてそんなもので、ある意味それを許容してしまっている部分もあった。


そういった中での今回の川名社長の行動のニュース。トップの覚悟と気概を感じさせる。空港での社長の顔


つきや態度からもそれを感じた。



私の抱えるクライアントでは、組織風土が変わらない、ビジョンが共有徹底されないなどの課題を持ち、


人事制度を変えたり、社長の講話の機会を頻繁に作ったりと様々な取り組みしているが、思った効果は


見えてこない。


今回の事例も踏まえて考えると、組織の風土を変えていく、組織としての一体感を高める有効な手立てとして


考えられるのは、


緊急時のトップの行動


であると思う。


会社や組織の一大事にリーダーが自ら覚悟を決めてどのようなタイミングでどのようなパフォーマンスを


発揮するか。それが、社員に言葉ではなく、感覚的な部分に強烈にインパクトを与える。


その行動には、様々な社長の思いやビジョンが内包されているのだと思う。


逆に言えば、こういう時に誤った行動を取れば、普段やってきた組織への取り組みが


簡単に無駄となるであろう。



日揮社員の安否確認が早期に実現することと、川名社長を始めとする現地に向かった方々の


無事をお祈りしたい。