多くの就職活動中の学生が悩むこととして挙げられるのが




”自分はどの仕事に向いているのか?”




ということである。




これについて、就職課が安易に適性検査などをやり、




無限の可能性のある学生に制限をかけていることもある。




または、自分は内向的だからと勝手に自己分析し、




営業職を諦める学生もいる。




内向的で成功している営業マンを腐るほど知っている。




私は学生時代に自分の適職についていろいろ考え過ぎるのは意味がないと思う。




まだ何も始めていないのだから。



たとえ、インターンシップを経験したって実際の仕事とはプレッシャー、責任度合いなどレベルが違う。



それで適職判断は危険すぎる。




パスカルはパンセの中で






人間は、屋根茸き職人だろうとなんだろうと、生まれつき、あらゆる職業に向いている。向いてい





ないのは部屋の中にじっとしていることだけだ。(断章一三八)






と言っている。





何に向いているかなんて、自分を限定せず、あらゆる可能性を探るべき。



あれこれ考える前に、いろんな業界・職種に関心を持ちアクティブに就職活動してみる方が良い。



そして縁のあった会社で、覚悟を決めて粘り強くやる。





パンセでは、こうも言う。




一生のうちでいちばん大事なのは、どんな職業を選ぶかということ、これに尽きる。ところが、そ





れは偶然によって左右される。習慣が、石工を、兵士を、屋根茸き職人をつくるのだ。(断章九





七)





つまり、どういう仕事に就くかは、は自分の力ではどうにもならない部分もある。自分が今まで培った経験



値によって周囲が採否を決める。そして、それがつまらないと思っていても一生懸命やっていればだれ



かが見ていて、より重要なポジションに引っ張ってくれることもある。


与えられた環境に身を委ね、そこで一生懸命やる。そのうちに道が開けてくることもあるということだろう。