先日、日本家族カウンセリング協会が主催したワークライフバランスに関する講演会に参加しました。
人事コンサルとして経営側の視点に立ち過ぎている傾向があり、今回の講演会は改めて社員側の目線に
立てる良い機会だったように思います。
講師は、金井篤子先生と平木典子先生、豪華な顔ぶれ。最後に落語もあり、充実した内容でした。
講演会で得た私なりにとらえたポイントは下記。
[仕事面]
①人生、仕事における役割が分業化し過ぎてしまい、他の領域にイマジネーションが働かず人間性が失われている
→特に、男は仕事にエネルギーを費やしすぎてしまい、家庭を顧みない。女性だけが家事や育児に追われる状
況。男性は育児をする女性の気持ちがわからないまま、責任を押し付けてしまう。それが家庭内の様々な
不協和音を起こしてしまう。
②まず男性の働き方を変えるべき。そのきっかけとして、男性の育児休業の取得がある。人生の価値観を変える良
いきっかけとなり得る。
[家庭面]
③家庭の問題に対処するときに、M機能(情緒のメンテナンス)とT機能(タスクの遂行、課題解決)の両方のバラン
スが必要。
→テストで悪い点を取った子供に対して、点数という事実だけに着眼し、子供を責め塾に行かせるという(T機能)
策だけではななく、その時の子供の悩みや気持ちにも配慮を示し、じっくり話を聞いて上げるスタンス(M機能)
も必要ということ。
[家族面&仕事面]
④男性が意識面でワークライフバランスの意識を持つことで、自分自身の精神面の健康を回復できるばかりか
家庭面においても、良い影響が出る。父親が子育てに真剣になることで、ひきこもり、不登校の問題は少なからず
解決していくと思われる。つまり、ワークライフバランスは職業人だけの問題ではなく、社会全体に大きな影響が
出てくる。
⑤それを実現するには、みんなが知恵を絞り、今あるリソース(資源)を活用していくようにする。家庭に問題を抱え
ている妻は、夫の存在を頼りにすべき。男性は、ワークライフバランスを実現するために、会社や国の福利を積極
的に利用していく必要がある。さらに会社は、お金のかからない方法で、ワークシェアリングの制度を導入したり、
ナレッジシェアを促進するなど働きやすい環境を整えていくようにする。
私の中学時代の友人も過労死でなくなりました。過労死は日本にしかないそうですね。
日本人特性と言ってしまえばそれまでですが、我々男性は目に見えない組織や仕事のしがらみにとらわれ過ぎず、
目に見える妻や子供を大切にし、彼女たちに少しでも幸せになってもらうよう、自分の体と精神面を健康にし、
家庭と仕事の両方で一目置かれる存在になる。そんな男性がかっこいいと言われる社会になると良いですねー