経営者がいつも変えたいと思っていることの一つに自社の風土があるかと思います。




そこで私がいつも提案に使っている本があります。




組織設計概論―戦略的組織制度の理論と実際/波頭 亮



¥2,730
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わかりにくい組織系の本の中で非常に分かりやすく、




内容が筋道立っていて頭に入って来やすい本です。




この本では、会社風土を変えていくあたり、三つのSを重視しています。




それは、




1)structure




2)system




3)staffinng




1)は組織構造、どのような組織体制を組むか、




2)は制度、人事制度、会計制度、意思決定の仕組み




3)人材配置




簡単な例でいくと、会社として新ビジネスを創出し、第二の柱としたい場合、




新規事業開発部を創設し、それを事業部内に置くのではなく、社長直轄にする。




その開発部の決裁権限の上限を上げたり、既存ビジネスの営業の社員の人事評価に、新商品の成約件数を




あらたに盛り込む。




新規事業開発部には、各部のエースを投入する。




といった施策が考えられます。




もちろん、それと平行してトップが愚直に自分の考えを発信していくことは重要です。




研修、朝礼、マネージメント会議など。




しかし、この本の中で、上記で一番インパクトがあるのは、3)と言われています。




ERPや評価制度を改善するのも重要ですが、一番は人材配置。




トップの多くの仕事は人に関する意思決定。現業に遠慮せず、情実を排して思い切った判断が




会社全体の活性化につながる。




普段、上ばかり見ていて、おべっかつかっている社員が登用される、これもある意味企業風土を作りますが、




あきらかに全体のモチベーションは下がるでしょうね。