JR志紀駅の近くに国指定史跡由義寺跡があります。

今東光の作品にあります。弓削道鏡の寺といわれ、
強い結び付きのあった称徳天皇も訪れたとも
言い伝えがある国家寺院の跡です。

スタートは、JRやまとじ線志紀駅
道鏡と由義寺に思いを馳せてポタリングをします。

まずは、駅の南側国道25号線へ出て、
信号を渡り左手にある神社を目指します。



弓削神社(弓削町1丁目、線路南側)


境内の様子

弓削道鏡についての解説

(詳細は由緒書きおよび、文献をご参照願います)
女帝である、称徳天皇が病に伏せていた時に
看病しその功績から厚く信任され出世し、
天皇と同格とされる法王に登りつめた、
称徳天皇が崩御すると西京の建設が中止され、
下野薬師寺(栃木県下野市)へ長官として
派遣される。

弓削神社(東弓削、線路の北側)
線路を北に渡り、団地の裏側にある神社へ

由緒書き
弓削神社が、二箇所にあるのは旧大和川の

氾濫により流されたとの説があります。


志紀から曙川地区を北上し八尾木地区へ
八尾天然温泉の北にある神社へ向かいます。

八尾木にある由義神社

由義宮(西京)の北端との説がありますが、

西京の建設も称徳天皇が、崩御して中止され

10ヶ月ほどしか存在しなかったため、

真偽は歴史に埋もれてしまいました。


境内の様子


由緒書き

由義神社より志紀駅へ来た道を戻り由義寺跡へ

案内板より
2017年の発掘調査により、塔基壇跡が見つかり
この地に由義寺があった事が裏付けられました。



そして、2018年国指定史跡になりました。
継続して調査が続けられています。

ある程度まで調査が、進めば史跡公園として
整備も考えられているようです。



国指定史跡のため八尾市だけでは動けず、
史跡公園としての整備はまだまだ先に
なりそうですが、新たな名所になる事が
期待されます。