ようやく大阪でも梅雨入りをしましたが、
晴れ間が見られたため、メトロ八尾南駅から
大和川と八尾空港周辺の河川および水防や
灌漑に関連するスポットをめぐります。

ミキハウス本店
八尾南駅前にある、バームクーヘンを
半分にした?ようなビルは子供服大手の
ミキハウス本店ビルです。(八尾が発祥です)
 
 
ミキハウスを左手に見て大和川へ向かうと
八尾市役所大正出張所(大正コミセン)に出て、
庁舎横のスロープより大和川に上がります。

開館日は、トイレなどを利用可能です。
館内は、キッズルームがあり、その横には
水辺の生物や水防に関する展示をされています。

大正出張所については、こちらもご覧ください
山の方向へ向うと南河内サイクルラインの
起点である大正橋にたどり着きます。
さらに500メートルほど行くと左側に向かって
少し湾曲をしています。
太田の千両曲がりと呼ばれ、かって大和川を
付け替えた時に村が川に浸かるために村人が
一致団結し川筋を少し変えた際、大きなお金が
動いたとの言い伝えがあります。

大正橋に並行し、イチョウ並木がある
坂道を下って行くと左手に神社があります。
宝殿神社は、八尾市内で最も古い神社です。
現存する本殿は、江戸時代前期に建てられ
2003年に市指定文化財に登録されています。

この神社も大和川付け替えの際に
川筋に当たっていましたが、千両曲がりによって
村と神社は川底にならずに守られました。
詳しくは、境内の石碑をご覧ください。

宝殿神社の信号を左(北)に曲がって行くと
八尾空港滑走路に出て、山の方へ向かいます。

弓削の村中を抜けて大阪外環状線と
国道25号線が交わる志紀南の交差点、
歩道橋の階段脇に石碑があります。

西村市郎右衛門頌徳碑
大和川の付替えにより灌漑用水が乏しくなったため、村人たちは新大和川から水をひくことを幕府に願い出たが、許可されずに困っていた。
弓削村の庄屋である西村市郎右衛門は、幕府の許可を待たずに二つの樋を開いて農民を救ったが、捕えられ大阪城中で客死し家財没収一家は断絶となった。

二俣
旧大和川が、玉串川と長瀬川に分水する所であり、
この地一帯の旧河川敷は東弓削、弓削の人々により
開墾され、「二俣新田」と名付けられた。

世界かんがい施設遺産解説板

JR志紀駅
今回は、メトロ八尾南駅よりスタートしましたが、
JR志紀駅からも巡れます。