例えば…麻雀を覚えてみようと思って麻雀の入門本を買ってみることにした。その時に著者の名前を見て「この人はフリー雀荘で一体いくら稼いだんだろうか?」と疑問に思う人はいるだろうか?また、ギターを練習しようと教則本を探す時に、なるべく大きな動員数を達成した人の本を探すだろうか?自分にはちょっと想像できない。参考書に求めるものは読みやすさ、わかりやすさであり書いた人の収入なんてどうでもいいことだ。

 ところがこれがけっこう重要視されているのが投資界隈である。特に有料noteなど、個人で情報発信している人は厳しい目を向けられる傾向にある。一方出版社から販売されてる書籍の著者が生涯いくら稼いだのかはあまり話題になってないように見える。(この辺の感想は俺がSNSを見て感じたことだからほぼ主観で実態とは違う可能性あり)

 

 いろいろ考えてみたが、何かしらの参考書を読むのは自分には無い知識を効率よく吸収するのが一番の目的のはず。その目的を果たすのに著者の収入がどの程度重要なのか?自分は全く重要ではないと思う。書いてある内容が全てである。

 もし収入や実績が重要だと言うのならそれは書いてある内容が理解できないからでは?「読んでもよくわからないけど実績を持つ〇〇さんの書いたことなら正しいに決まっている!」という決めつけがあっては書籍、商材を読む意味がないどころか最悪詐欺にあう可能性すら…。

 月足はざっくりと。2020年の安値圏を押し目として上昇トレンドを形成してきた。節目となる2008年の前回高値△170円タッチ(時間足レベルでは終値でブレイクしている)。節目に到達したならどの程度反落するのか、ブレイクしたら次はどこまでいくのか、という意識を持つ。

 

 週足。▽の安値を起点に上昇トレンド形成。点線の線分を初動とするとE値は172円台になりそう。別の部分を初動と見る分析もあるのでこの値幅はあまり信用してないが。直近だと反転のプライスアクションすら出ていない。このまま上昇していく可能性も残っている。

 

 日足。23年11月あたりからWトップ作って下落。チャート見切れてるけどこの下落で直前の上昇波の起点まで落ちている。だがそこが底になった。もみ合いながら安値を切り上げ高値も切り上げローソク足レベルで上昇トレンド形成。下降波内の調整上げなのでフラッグ完成から下落のパターンもあったのだが安値は切り下げることなく、時間はかかったが下落の起点もブレイク。直近の押し安値×2のチャネルは3月~4月の青いやつ。4/26でそのチャネルもぶち破っちゃったけど昨日の円高で目立つ陰線を作った。高安では包んでるけど終値は前日より高いまま。この陰線の高値が月足の水平線、週足のチャネルにタッチしてるので日足レベルでは一旦上昇一服と見ていいだろう。再度高値を追うには底値固めを確認したい。フライングでL持ちたいなら4/12の安値(青チャネルの2点目)が損切り目安。

 

 今話題の(?)トラリピ、ユロ円ショートの目線で完全な後付け解説をしてみる。

 長期のユロ円ショートのリピート注文を仕掛けるなら△を起点にした下降波を根拠にする。月足レベルでは下降波内の調整と言えて一直線のI波動で上げていかない限りは負けることはない。2008~2012年の下降波の値幅は76円である。

 稼働開始するとしたら最初の調整上げが一服したbの高値を確認してからだろうか。ネックラインを一気にわる大陰線が見えるので中期的な天井判断としては信用できる。そのあたりが130円台。2008年の高値までは約40円の値幅。

 その後c、dと安値高値を作っていくのだがeの安値がcより高く終わってしまった。eの安値確定を待たずとも、cの安値付近にヘッジのL注文を入れておくのはアリだと思う。やはり一度つけた高安値は価格が止まりやすく反転の可能性は高い。

 eから上昇していってもまだ月足レベルでの調整は継続中なのだがdの高値を抜けられてしまうとかなり厳しい。週足レベルでは上昇トレンドに弾みがつく場面である。それでもまだbの高値が抵抗として残っているからここで失速してくれれば良かったのだが…ローソクレベルの軽い反落があった程度であっさり上にブレイクされてしまった。この時点でリピート注文は停止、残ポジも切るべきだと思う。この流れで運用した場合利益が残るかどうかは、dからの下降時cの安値付近で入れるヘッジのLにかかっていると思う。

 いくらリピート系でもこんな長期間の設定は普通しないと思うが、週足で見たら直近でSを仕掛ける場面が見つからなかったのでやめた。d~eの期間なら週足レベルの運用ができたかな?

 俺がやるならこんな感じになるので今さらSポジをどうするとかもう遅すぎる話。今は本来なら、Lで利益が出ているけど日足の陰線見て利益確定を迷う局面であるべき。

 2万通貨損切り幅1円のポジションを持った。含み益が1円乗ったので半分の1万通貨を決済して1万円の利益。残りは1万通貨で損切りは元の位置のままだと損切り時の損失は1万円。確定利益の1万円を考えると損切りになってもトータルプラマイゼロ、ノーリスクのポジションとなり精神的ストレスを軽減してホールドできる。

 

 本に載ってた部分決済法なんだけど、例がどれも利食い幅=損切り幅の場合だったんだよね。この場合は半分のロットを決済すればいいから難しい計算いらないんだけど、実際は高値安値やチャネル、長期MAなどチャートポイントに引っかかったら利食い判断するので利食い幅=損切り幅になるとは限らない。それ以外の場合でノーリスクのポジにするには決済するロットを変えなければいけない。

 

 部分決済時の利益がy*b 残ポジの損切りが(x-y)*a これが=ノーリスクのポジションになる。それをまとめたら上図の式に。

 

 デイトレポジをスイング移行する時は出番が増えると思う。フルロットで日足の値幅とれれば爆益だけどさぁ…けっこう疲れると思うぞ。