月足はざっくりと。2020年の安値圏を押し目として上昇トレンドを形成してきた。節目となる2008年の前回高値△170円タッチ(時間足レベルでは終値でブレイクしている)。節目に到達したならどの程度反落するのか、ブレイクしたら次はどこまでいくのか、という意識を持つ。

 

 週足。▽の安値を起点に上昇トレンド形成。点線の線分を初動とするとE値は172円台になりそう。別の部分を初動と見る分析もあるのでこの値幅はあまり信用してないが。直近だと反転のプライスアクションすら出ていない。このまま上昇していく可能性も残っている。

 

 日足。23年11月あたりからWトップ作って下落。チャート見切れてるけどこの下落で直前の上昇波の起点まで落ちている。だがそこが底になった。もみ合いながら安値を切り上げ高値も切り上げローソク足レベルで上昇トレンド形成。下降波内の調整上げなのでフラッグ完成から下落のパターンもあったのだが安値は切り下げることなく、時間はかかったが下落の起点もブレイク。直近の押し安値×2のチャネルは3月~4月の青いやつ。4/26でそのチャネルもぶち破っちゃったけど昨日の円高で目立つ陰線を作った。高安では包んでるけど終値は前日より高いまま。この陰線の高値が月足の水平線、週足のチャネルにタッチしてるので日足レベルでは一旦上昇一服と見ていいだろう。再度高値を追うには底値固めを確認したい。フライングでL持ちたいなら4/12の安値(青チャネルの2点目)が損切り目安。

 

 今話題の(?)トラリピ、ユロ円ショートの目線で完全な後付け解説をしてみる。

 長期のユロ円ショートのリピート注文を仕掛けるなら△を起点にした下降波を根拠にする。月足レベルでは下降波内の調整と言えて一直線のI波動で上げていかない限りは負けることはない。2008~2012年の下降波の値幅は76円である。

 稼働開始するとしたら最初の調整上げが一服したbの高値を確認してからだろうか。ネックラインを一気にわる大陰線が見えるので中期的な天井判断としては信用できる。そのあたりが130円台。2008年の高値までは約40円の値幅。

 その後c、dと安値高値を作っていくのだがeの安値がcより高く終わってしまった。eの安値確定を待たずとも、cの安値付近にヘッジのL注文を入れておくのはアリだと思う。やはり一度つけた高安値は価格が止まりやすく反転の可能性は高い。

 eから上昇していってもまだ月足レベルでの調整は継続中なのだがdの高値を抜けられてしまうとかなり厳しい。週足レベルでは上昇トレンドに弾みがつく場面である。それでもまだbの高値が抵抗として残っているからここで失速してくれれば良かったのだが…ローソクレベルの軽い反落があった程度であっさり上にブレイクされてしまった。この時点でリピート注文は停止、残ポジも切るべきだと思う。この流れで運用した場合利益が残るかどうかは、dからの下降時cの安値付近で入れるヘッジのLにかかっていると思う。

 いくらリピート系でもこんな長期間の設定は普通しないと思うが、週足で見たら直近でSを仕掛ける場面が見つからなかったのでやめた。d~eの期間なら週足レベルの運用ができたかな?

 俺がやるならこんな感じになるので今さらSポジをどうするとかもう遅すぎる話。今は本来なら、Lで利益が出ているけど日足の陰線見て利益確定を迷う局面であるべき。