前回は金属フレットの削り作業をして貰いました。
そして今回は「ナットの交換」をして貰う事に、、、。
私のカマカは中古で購入していますが、前のオーナーは自分で弦高の調整をしていたらしく、ナットの削り方が雑過ぎて音の響きに影響が出てるんじゃないかと先生から指摘されました。
弦高はナットを削って調整します。 ※画像はネットより
本来は弦の太さに合わせたヤスリで削る必要があるんです。弦をピッタリと溝に密着させる事で弾いた時に音(弦)を安定させる役割もあるので。しかし我がウクレレは適当に溝を掘られていたので弦がスカスカな状態で嵌っていました(^^;
そこでこのナットを新たに製作して貰います(サラバ諭吉よw)
元々カマカには高級な「牛骨」が材料に使われています。
しかし今回は先生オススメの「オイル漬け牛骨」を指定!
骨にオイルを浸透させる事で更にグレードアップになるとか。
と言うか、そんな物があるのも初めて知りました(汗)
やっぱりプロは違いますね~(^^;
約1ヶ月の時を経てリペアが完了。
溝の幅は弦に合わせてピッタリ!
オイル漬けなのでナットも艶々してます(・´ω`・)
弦高も元々と全く同じに調整済♪
相変わらず仕上がりが良いですね~(人´▽`*)
大変満足な出来でございますヽ(´▽`)ノ
尚、交換後はどうかと言いますと、、、
まず音量が上がりました。軽く弾いてもボリュームがあります。それから音に深みと艶感が出ました。元々カマカは深みのある音色なんですが、それに増して大人の色気みたいな物が加わった感じ。凄く良いですね~。大満足でございます(*‘ω‘ *)
しかしグレードアップしたからこそ分かった更なる課題。
高い音を担当する1弦目(一番細い弦)だけ他の弦に比べてパワーが足りない。そもそも弦が細いので仕方無いのですが、全体のバランスを考えるともう少し馬力が欲しいんですよね。
と言う事で今後は1弦目だけ別の弦に変えてバランス良くしていこうと思います。ってか、何かを改良すると他の所が気になってしまう旧車のスパイラルに似てますね(^^;マジで勘弁ww
でもコイツは一生物です!これからもずっと大切にします!