ACCIIxAIから「ついにGPT-4を超えた Anthropic『Claude 3』」
Anthropic(元OpenAIエンジニアによって設立されたAIスタートアップ企業)
Anthropicが、大規模言語モデルの「Claude 3」を発表しました。は3月4日、同社の大規模言語モデル(LLM)「Claude」の最新版となる「Claude 3」ファミリーを発表しました。
↳ https://www.anthropic.com/news/claude-3-family
過去のモデル(Claude 2)と比較してより入出力が早く、高いレベルの知能をもっています。
(Claude 2)
Claude 2は、2023年7月11日にリリースされました。
特徴は、一度に処理できるプロンプトの量が多い点が大きな特徴です。最大10万トークンにおよぶトークン数を処理でき、単語に換算するとおよそ7万5,000語です。OpenAIのGPT-3.5を上回るスコアをマークしています。
・Claude 3の特徴
Claude 3のモデルは、「Haiku」「Sonnet」「Opus」というの3つのモデルが用意されています。
・「Haiku」
Haikuは、最も高速でコストパフォーマンスが高いモデル
1万トークン以内の研究論文であれば、チャートやグラフとともに3秒以内で読み取れるという。
・「Sonnet」
Sonnetは、従来のモデルであるClaude 2や2.1と比べて2倍高速となり、より高い知能レベルを実現。知識の検索やセールスの自動化といったすばやい応答が求められるタスクに優れた性能を発揮します。
・「Opus」
Opusは、Claude 2や2.1と同程度の速度で、はるかに高い知能レベルを実現。学部レベルの専門知識(MMLU)、大学院レベルの専門的な推論(GPQA)、基礎的な数学(GSM8K)など、ほとんどの評価ベンチマークにおいて、GPT-4をはじめとした競合の同様のモデルを上回る性能を発揮できるとする。
・写真などの画像を読取ることができる
Claude 3ではVisionの機能が追加されており、様々なフローチャートや写真などの画像を読取ることができます。
チャット型AI「claude.ai」では無料でSonnetを利用できるほか、有料の「Claude Pro」サブスクライバーにはOpusも公開されています。
↳https://claude.ai/login?returnTo=%2F
・料金
Claude 3の料金
- Opus:100万入力トークン当たり15ドル、100万出力トークン当たり75ドル
- Sonnet:100万入力トークン当たり3ドル、100万出力トークン当たり15ドル
- Haiku:100万入力トークン当たり0.25ドル、100万出力トークン当たり1.25ドル