第12節 VS South United





今節は結果を見ての通り固い試合でした。

こっちのリーグでは撃ち合いになる試合が多いので、スコアレスドローというのがほとんどありません。
時にはノーガードのシーソーゲームもあります。


逆に日本のサッカーはしっかり守りの戦術が作られるため、無得点で終わることが多々あり、0-0の試合もざらにあります。
こっちでプレーして感じるのは、日本の素晴らしく組織化された守備は一種の芸術であるということです。


現時点、リーグ内どこのチームも10試合以上を終えて試合数以上の失点。
首位でも1試合1失点以上している計算になっています。

これは非常に多いです。


日本で毎試合失点するチームが首位に立つことはまずないでしょう。

けれどこっちのサッカーは守備にウエイトを置いていない。
そこはオーストラリアという国柄も出ているから攻撃に重点が置かれてしまう。


オーストラリア人は、日本での右向けば右といった規律などはさほど受けず、わりと自由な教育を小さい頃から受けているため、なにかを成し遂げよう、みんなで力を合わせてやろう!という分野は苦手なのです。


日本の定番でもある、クラスみんなでやるコンクールや体育祭などはこっちでありません。

それに関係して、スポーツでは組織力や戦術理解度という能力でかなり他と劣ると思います。

それでもオーストラリアサッカーの良さは、生まれ持った高い身体能力や、伸び伸びダイナミックなプレーをするといったところがありますけどね!

攻撃で良い選手が育つのもこの国柄?がでていると思います。



競技を間違えてるくらい速い奴、何食ってんだってくらいデカイ奴、カンガルーかってくらいジャンプ力が異次元な奴もいる。















守備側としてはこんな選手達と毎試合マッチアップするのはとても大変です。笑
おかげでかなり良い経験ができていますし、やりがいもあります。



前にこっちでのリーグはあまりレベルが高くないと言いましたが、良いプレーをするというのは全くの別物。

たしかに外から見たらレベルも対したことなく簡単にやれそうですが、中に入ると案外難しいもの。


以前にも書かせて頂きましたが、
まず日本でやっていた当たり前(理論)が通じない。言語の違いで意思疏通がスムーズにいかない。

そして海外で一番難しいことは、チームにフィットして自分の力が出せるかどうかです。

そのため、周りが良いと活きるという選手はなかなか厳しいと思います。



「こっちのサッカーに上手くはまらない。チームが…。監督が…。」
これらは正直言い訳ですね。

たしかに今まで教わってきた理論を覆して周りと合わせてやっていくのは難しいです。

けどそこで頑固になって自分を貫いたとしても、持ってる能力が出しきれなかったらそれまでです。
そこまでのパフォーマンスしか評価されません。

本来は能力高い、とか実際はもっとできる、なんてのは架空な話に過ぎません。


重要なのはここでのやり方に上手く合わせてやること。それがパフォーマンスに繋がってくる。
自分の能力が最大限出せるように試行錯誤してやっていくしかないです。

モヤモヤして合わないとなげいても「お前がよそから勝手に来たんだろ?」としか向こうは思っていません。笑

まぁ海外に限らずどこの環境にいってもこれは共通なことだとは思いますが。


日本人選手が海外で活躍できるか、もしくは潰れるかは、それぞれのサッカー文化に適応できるかにかかっている。もちろん語学力の面でも!

能力以上にこれらは重要であると僕は思います。



話が長くなってしまいましたが、2年目にしてやっとこっちでのやり方が分かってきたと思います。

日本で学んだ戦術をチームメイトに伝える、やってほしいことを強く求める、要求しすぎてパンクしないよう時にはキッパリと妥協する。
オーストラリアと日本のサッカーはそれぞれ良い点があるので、上手く融合して良いチームを残りのシーズンで作っていければと思います。




次の試合は

5月23日
FFA CUP RD6

VS Grange Thistle





ブリスベン代表まで残り二つ!
なんとしても勝ってFinalに繋げたいと思います。



今回はネタが無かったから、なんて本当のことは言えませんが、海外でサッカーをやるということについて書かせて頂きました。
サッカーのみに限らず、自分を出すための環境適応能力は一生大事ですね!


ここまで読んで下さりありがとうございました。


暇潰しにでもなれれば光栄です。



それでは失礼します。