うちの長女、21歳。
こちらで書いたことがあるかどうか忘れましたが、政治や教育について、結構真面目に考えています。
今朝も、『怒鳴る指導』についての話から、いろいろな話をしました。
娘「私、怒鳴る人ダメだぁ〜」
私「そうだよね〜。でも、末っ子くんの先生は怒鳴るんだよね。それもどう見てもわざとやってる」
娘「小学生なんか、小さいじゃん。絶対影響あると思う」
私「でも、子どもたちは適応能力が高いから、慣れちゃうんだよね」
娘「そんなのに慣れるなんておかしいよ」
私「だよねぇ〜。でも、お母さんたちもおかしいって思ってるけど、言えないんだよね、多分。人質だと思ってる人が多いんじゃないかな?」
娘「人質って?」
私「子どもについて何か意見を言ったら、学校に行ってる間、何されるかわからない、みたいな感じ。ママも長女ちゃんが幼稚園の時、意見を連絡帳に書いたら、ばぁば(私の母)に「そんなこと書いたら、何されるかわからないよ。人質に取られてるのと一緒なんだから」って言われたことある」
娘「へぇ〜」
私「でもさ、長女ちゃんの学級委員事件(笑)のときに連絡帳に書いたけど、何もされなかった」
娘「そんなこともあったね〜。なんの責任感もないのになんで引き受けたんだか」
私「あはは」
娘「そういえば、高校の時「俺は授業態度の悪い生徒を何人も外に出した」とか言ってる人いたんだけど、「はぁ?何言ってるんだろーねー」ってみんな笑ってたわ」
私「脅しだね、そりゃ。怒鳴るのも一緒だよね。「自分のほうが強いんだから従え」って脅してる」
娘「だよね〜。でも、中学行ったらもう通じないよ、そんなの。怒鳴る先生は誰も寄り付かなくなる」
私「だね」
娘「でも、そもそも先生が一方的に教えるっていう授業が良くないんだと思うんだよね。先生に余裕がないから、手っ取り早く従わせる方法として怒鳴るっていう手段を選ぶことになる」
私「そうかもね。この前末っ子くんと話してたんだけど、ママの好きな授業はね、先生が授業のはじめに黒板に問題を書いて「これ、班のみんなで考えて答えだしてみて」みたいな、子どもたちが考える授業が良いんだよね〜って言ったんだ〜」
娘「理科とか国語は班活動みたいなのがあったけど、算数とかはなかったなぁ」
私「そうなんだ。それにしても、去年の末っ子くんの先生が残ってくれたのは良かったなぁ」
娘「確かに」
私「あの先生はほとんど怒鳴ることがなかったって。若いのにすごいよね〜」
娘「ね〜。あの先生は私のためにもいてほしいわ。癒やしだから」
あと、こんなことも。
私「ママも、昔は怒鳴ってたからなぁ」
娘「そうだね。私、殴るのはだめだけど叩くのはいいと思ってたもん」
私「あぁ〜。やっぱり大人のやることは、やってもいいっていうメッセージになっちゃうんだよね」
娘「怒鳴ってもいいっていう子が育っちゃうよね」
私「末っ子くんも怒鳴られるのやだって言ってたし、「怒鳴って伝えても普通に伝えても同じなのにね」って言ってたから、この先その話をしていこうと思うよ。いい先生だとは思うけど、そこだけは解せないから」
娘とこういう話ができるようになって嬉しいな〜
娘は、早くから都内に通うようになって、それこそ多様な人たちがいる学校や世界に身を置いていた時期があって、そういう経験からいろんなことを考えるようになったんだろうなぁ。
娘を信じて送り出してよかった
長い話を読んでいただき、ありがとうございました。
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