無事合格して、学校に通い始めた長女の後日談を書きたいと思います。
1年生のうちは順調に、レッスンも勉強も頑張っていました。
学校以外のイベントに参加したり、お仕事の話をいただいたりして、着実にダンスの道を歩いていました。
評価にもしっかり出ていて安心していたのですが…
2年生になったら、雲行きが怪しくなってきました。
なぜなら、
周りはすごい人たちばかりなんです。
海外などでダンスのワークショップを開催している先輩、既にデビューして活動している同級生、ダンスも上手けりゃ顔もスタイルもいい子たちがワンサカ…
元々あまり自己肯定感が高くない方だったので、その状況で頑張るのはしんどかったみたいです…。
講師の先生も心配して、何度か本人と話してくださったみたいなのですが、なかなか浮上できずで。
秋くらいから、不登校気味…。
あらあらまたですかぁ…
「少しお休みして離れてみて、やっぱり戻りたいって思ったら、また頑張れば?」
と、お休みを提案。
バイトもして、学校もあって、イベントにも参加して…と毎日忙しいので、心に余裕が無くなってしまったのかもしれない、と思ったからです。
どうしてもやりたかったら、また戻るだろう、と思っていたのですが…
学校にはとうとう戻らず、そのまま専門学校はやめました。
「もったいない」
とも思いましたが、本人が決めたことなので、ね。
ただ、高校の単位はあと少しで取り終わる状態だったので、そっちはそのまま継続で…。
そして、ダンスはというと、
自分でスタジオに通うことにしたのです。
知っているダンサーさんが講師をしているスタジオに、自分でお金を出して通い始めました。
なかなか気持ちが乗らず頻度は減りましたが、付かず離れずでダンスと付き合っています。
今は一人暮らしも始め、バイトと家事(笑)、時々ダンスをする生活をしています。
学校はやめたものの、
専門学校に通ったことで、世界も広がったし、人は見た目じゃ判断できないことを、実感したそうです。
ダンスをやっている人は、見た目が変わっていたり、怖そうに見えたりするので(笑)。
また、そこで出会った同級生や先輩や講師の方、ダンサーさんとの繋がりは今でもあり、
レッスンに行ったり、公演を観に行ったり、お仕事をいただいたりしています。
ありがたいことです
「本当に人は財産だなぁ」
と感じました。同時に、
「そういう方に出会えた娘は、幸せ者だなぁ」
とも。
長女自身もそれはひしひしと感じているようです。
学校だけが全てじゃない。
どう生きるかは自分で決めていい。
困ったことがあったら、相談してほしい。
頼ってくれていい。
長女の進路選択を通して、これが大切だなぁと改めて感じました。