さて、
3年生になると、周りは模試を受けたり、英検や漢検を受けたり、高校の説明会に行ったりと、忙しなくなりました。
学校からも模試や英検、進学フェアのお知らせが届くし、『進路だより』みたいな手紙も届くしで、こちらばかりが焦っていましたが、長女はのほほ~んとしていました。

夏休みになって、仲のいい友だちから高校説明会のお誘いがあり、2校だけ公立高校の説明会に本人だけ行きました。
私は、どちらも行きませんでした。
というのも、私が行くと私の意見がどうしても言いたくなってしまうし、通うのは本人なので、本人だけ行けばいいと思っていたからです。

帰ってきてから感想を聞いてみると、どちらも
「ピンとこない」でした。
特に、髪色や服装に厳しい学校には嫌悪感を覚えたようで、
「絶対行かない」と言っていました。


そうは言っても、もう夏休み。
明けたら2学期。
志望校、どうするのよ~えーん
と思っていたら、たまたま目についた以前請求した専門学校の資料に書いてあった説明会の日程が、夏休みの終わる直前にあったので、行ってみようということになり、長女と二人で行ってみました。

なぜこちらには私も行ったのかというと、
都内だったので、環境を実際に見ておきたかったのと、専門学校が未知の世界だったので、一番気になる学費や高卒資格の認定のされ方を直接聞きたかったからです。

実際に行ってみたら、その日説明会に参加したのはうちともう一家族の二組だけ(笑)。
説明会では、どんな授業内容なのか、高校の単位はどのように取るのか、学費のことも詳しく教えてくださいました。
「この説明会に来れば、もうほとんど合格だから爆笑
なんて言われたりして。まさか!?と思いましたが、あとから考えたら本当にそうでした(笑)

また、実際のスタジオなどの見学もできたし、その学校の公演の映像も見せていただいたら、長女は
「この学校がいい!!ここに通いたい!!
と言い、ピンときたようでした。

その日は説明会だけでなく体験レッスンもあり、
実際に学校で講師をしている先生から授業を受けられたので、長女がレッスンを受けている間、私は近くでお茶を飲みながら、時間をつぶしていました。

「行きたい!!」と言ったときの長女のキラキラした笑顔を思い出してはニヤニヤしたり、でも学費が…笑い泣きと不安になったり、時間はあっという間でした。

体験レッスンを終えた長女は、
「キツかった~!!でも楽しかった!!
と、とても満たされた顔をしていました。

帰り際、先生から
「特待生のオーディションがあるから、良かったら受けてみない?」
と言われて、本人はちょっと渋ったのですが、
「受けたくなくなったら、電話一本でキャンセルできるから」
と言われたので、ほぼ1か月後のオーディションの申し込みをして、その日は帰りました。

長女には、正直に
「通わせてあげたいけど、うちには知っての通りお金がないの。だから、行きたいなら特待生オーディションで半額OFFを勝ち取れたら、行ってもいいよ」
と、私とパパの気持ちを伝えました。


さて。
結果とその後はどうなったのか。
③につづく…