大腸癌と判明して、しかも大腸全摘しないといけないと聞いてから数日。

 

今後の事を考えて心の中で全摘を決意した。

 


自分はまだ若い。

 

働けるし、やりたい事も行きたいとこもまだまだある。

 

可能なら夫と穏やかな老後ライフも送りたい…!


手術したからといって癌が完治するとは限らないけど、とにかく今最善を尽くそうと思った。

 

気持ちは決まっていた。

 

でも一応先生の進めてくれた内科医の話も聞いておこうと思い予定通り診察を受けた。

 


何となく苦手なタイプの医者だった。

 

早口でたくさん喋るので印象に残っている部分だけ書くと、

 

「潰瘍性大腸炎は症状がなくなっても薬は飲み続けないといけなかった。だからあなたが悪い。」

「40代で癌になるなんてなかなか無い」

 

私は自分が聞きたい事をスマホにメモしてきてたので、会話中にスマホをいじると、

 

「え?録音してるの?」

「録音してもいいけど一応禁止だから許可とって」

 

と、早口で一方的に言われた。(もちろん否定したけど)

 


私は何とも言えない嫌な気持ちでもんもんとしながら家に帰った。

 


ただ、内科医は全摘を迷ってることを外科の先生に聞いていたようで、全摘を説得したいという強い思いがあったように思う。

でももうこいつには二度と会いたくないゲロー


でもどうしようもなく気持ちがもやもやする。

 


夫が仕事から帰ってきて、その日の愚痴を言い、言いながら何故か涙が出てきた。

 

そう言えば癌が判明してから泣いていなかった。


私はその日夫の前で大泣きした。