余っているPCでメディア焼きPCを作る [富士通 ESPRIMO D583/HX] | ♪高橋裕美のブログ

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 メインで使用しているPCも既に12年以上が過ぎて、都度HDD破損防止とWindowsのアップデートによる遅くなる事を避ける為にもクリーンインストールを繰り返して使用して来た。

 最後にはCドライブにはSSDを使用して快適だったのだが、古さからかメモリー等の接触不良からか稀にWindowsが飛ぶ様になった。

 その為もあってかブルーレィやDVDだけでなくCDも書き込みの際にエラーを発生してしまう事が度々出て来る様になった。

 そこで丁度、以前PCで制御されている設備の実験用に個人的に購入していたPCが余っていた為に、これをとりあえずメディア焼き専用のPCとしてセットアップする事にした。

 以前からノートPCだけならともかく、ディスクトップPCもコンパクトにする為か上図の様にノートPC用の光学ドライブを使用している物も少なくなく、それも薄型のドライブを使用している物まで出て来ている。

 メインのPCを再び作るとなるとまた高額になってしまう為に、今回からはこれまでよりも少し世代の新しいCPUやチップセットが使用されている物で、DELL製の中古PCでも購入しようと思っていた為に5インチの標準ドライブが使えるメディア焼き専用のPCを用意しておけばドライブ価格もノート用のドライブよりは安価で高速な為に便利だろう。

 今回余っていたPCは富士通製の ESPRIMO D583/HXで、カバーを開けると上図の様な感じで組み立てらけている。

 CPUの世代的には4世代と言う事で今まで使用していたメインのPCとあまり代わりないが、BIOSの日付から5年前のPCと言う事で5年前頃の製品の為にだいぶ新しいと言う事になる。

 実験用に購入したと言えども、後で何かに使える様にとi5の3.2GHz位なのでメディア焼き用としては十分だろう。

 ただ、1万円以下で購入したPCの為に・・・・

 メモリーは2GBx2枚の合計4GBと極端に少なく、Windows10を使用するには最低でも8GBは欲しい所で、できれば16GBは実装しておきたい所である。

 メモリースロットは幸いにも4つある事から、最低でも1枚4GBを4枚用意するか、または8GBほ2枚用意すれば16GBとして使用できる。

 中古メモリーも以前から少し高くなっており、やはり通常は1枚当たりの容量が大きくなるほど高額になる為に、4GBx4にするか8GBx2にするかはフリマやオークションを見てから考える事になる。

 4GB程度ならと手持ちをみてみたら丁度良いPC3-10600-9があったのだが、PC3Lとなっている為にローパワーのメモリーらしくPC本体のマザーボードのメモリースロットが対応しているかどうかである。

 メモリー自体がローパワーの方に標準の電圧にも対応してくれれば良いのだが、通常はメモリーでは対応していない物が多くマザーボードでの対応という場合がほとんどである。

 そのPC3Lの4GBメモリーを4枚実装してみて実際に起動させてみたものの、やはりローパワーのメモリーは対応していない様で全くBIOS自体も立ち上がる気配が無かった。

 しょうがないので4GBを2枚ずつ2セットを購入して入れてみたが・・・

 ローパワーではない物だがどうしても2枚が認識してくれずに結果的に4GBの2枚で8GBだけしか使えないと言った結果になった。

 まぁ、フリマやオークションではメモリーを導電性の袋やプチプチを使用せずに梱包して送ってくれる人も少なくないので、静電気により静電破壊を起こしている可能性もある為に購入も賭けとなる場合が多い。

 結果的に購入して使える4GBx2枚と元々PCに入っていた2GBx2枚の合計12GBとして立ち上げて置き、その後に16GBにするか32GBにするかは別途考える事にした。

 元々付いて来たメモリーはPCが対応していない12800まで対応するメモリーだったが、結果上図の様な4枚の組み合わせとなり・・・

665MHzで動作している様で、合計12GBとなっている様であ。

 光学ドライブは元々のPCにはDVDドライブが付いていた為に上図の様に今まで使用していたブルーレィドライブに交換しておいた。

 その光学ドライブが付いている取り付け金具の固定ネジを1本取り外せば、上図の様に外側の方を支点にして持ち上げれば丁度光学ドライブの下に3.5インチのHDDドライブが取り付けられるスペースが出て来る。

 この部分には2.5インチ⇒3.5インチ変換金具を使用して、上図の余っていたシリコンパワー製のSSDで容量256GBをセットしてWindows10を入れる事にしている。

 既にこの時点で何度か使用している為に、電源投入回数が80回まで進んでおり、使用時間も56時間と増えている。

 SSDで読み書きが500MB/sを超えていればそこそこ早い方だが、上図製品て背はシーケンシャルのQ8T1であれば500MB/sを超えているが、Q1T1では400MB/s台となっている。

 ランダムに関しては200MB/s台と20MB/s台だが、価格が安価な為にまぁそこそこ良い製品だろう。

 このPCにはSATAが2つしかなく、同じ赤色のケーブルで接続されていた為に、区別できる様に1本を青色のケーブルに変更した。

 よくマザーボードのSATAコネクター付近を見てみるとSATA1とコネクターの付いていない物があった為に、これにコネクターが付いていれば拡張もできたのだが、残念ながら今回は拡張をあきらめる。

 そして拡張スロットを標準サイズの物を使用できる様に90度基板の向きを変えるライザカードと取り付けブラケットが使用されているが、元々実験用にPCIバスを使用したかった為に、今回のPCにはPCIスロットが2つのライザカードが付いていた。

 その為に今回のPCIスロットが2個付いているライザカードは取り外してしまい、フリマやオークションでPCI-exスロットが付いている物を探してみる事にする。

 このライザカードはPC本体の型式により色々なタイプが用意されており、全てが使用できるわけではなく今回の本体で使用できるものを探す様にする。

 ライザカードは上図の基板部分の左右にあるネジを取り外せば、拡張カードラックからライザカードを取り外す事ができる。

 そして今回用意したライザカードが上図の下の物で、残念ながらPCI-exスロットが2つの物は無かったがPCIとセットの物があった。

 この新たに用意したライザカードを拡張カードラックに取り外したネジを再利用して固定しておく。

 そして今回はM.2タイプNVMeの500GB容量のSSDが余っていた為に、これにPCI-ex変換カードと放熱板を購入して取り付ける事にして、このドライブをメディアデータの一時保管場所にする事にした。

 まずはそのまま放熱板を取り付けても良いのだろうが、とりあえずSSDチップが取り付けてある部分のシールを丁寧に剥がして・・・

上図の様に放熱板のケース側に貼り付け直しておく様にする。

 これはシールを挟むよりチップからの放熱性が良くなるだろうと言う事で剥がしたもので、この面に貼られているシールが放熱性を考えられた物かどうかが不明な為に、今回はとりあえず剥がしてみた。

 そして青いヒートシールからビニールを剥がしてから、ケースの方に貼り付ける様にするが、SSD側に貼り付けても良いが平らなケース側の方に一面貼り付けてからの方が放熱性が良いと思われる。

 本来は上図中央にある凹凸のある放熱板をSSDのチップ側に使いたいのだが、ソケットの挿し仕込み口方向によって基板の向きが決まってしまう為に、今回使用したSSDだとSSDチップが裏を向いてしまい薄いケース側に向いてしまうのが残念である。

 とりあえず凹凸のある放熱板にも青いヒートシールをビニールを剥がして貼り付けておく様にす。

 SSD側に見えるシールは基板側の面で部品の実装が無い為に、とりあえずシールは貼ったままにしておいた。

 ヒートシールには両面共に薄いビニールが貼られている為に、組み立てる際には両面共にビニールを剥がしておく様にする。

 SSDに放熱板を組み付けたならば、後は拡張基板にあるスロットに挿し込んでネジで固定する様にする。

 今回のPCの様にライザカードを使用して拡張基板をマザーボードと平行に取り付けられる場合には、このライザカードをラック毎組付けた状態よりも、上図の様にPCのマザーボードより取り外した状態で拡張カードを挿し込んだ方が取り付けやすく、固定ネジも回しやすい為に上図の状態で作業した方が良いだろう。

 拡張カードを固定し終えたならば、最後に上図の様にライザカードの付いた拡張基板用ラックを取り付けた方が簡単だろう。

 拡張基板用のラックを組み付けると、上図の様に狭い部分からしか拡張基板が見えなくなってしまう。

 この状態でPCを起動してみると上図の様に認識するが、PCIe3.0x4の転送モードで使用できるようである。

 そして速度を測ってみると上図の様にSATAとは比べ物にならない位の速度が出てくれるが、本来はWindowsの方に使用したい所ではあるが、今回は既にSATAの方でインストールしてしまったのでこのまま使用する事にした。

 更に、今回は別件で使用するUSBフラッシュドライブが2種類あり、どちらも400MB/sのスピードが出ると言う事で試してみる事に。

 このフラッシュドライブは上図のラズベリーPiで使用する予定の物だったが、まだ立ち上げていなかった為に今回は先にWindowsで速度を見てみる事にした。

 まずはSandiskの速度だが、シーケンシャルの読み込みで350MB/s前後は出ている物の、書き込みに関しては40MB/s前後とHDDと比べても同じ位の速度しか出ない為に、書き込みを多用する様な場合には向かないだろう。

 こちらはサムソン製の物だがサンディスク製よりは若干早い様ではあるが、早いと言っても微妙な位の速さで核込みに関してはチョッとだけ早い様であるが、できればROM化された部分の様な起動用かも知れない。

 当初は上図の左側に見える外付けのUSBタイプのHDDを使用する予定であったが、USB接続の問題なのかどうか書き込みエラーが発生する場合があった為に、内臓のSSDに一旦取り込んで書き込んでいた。

 その為に今回は急遽Pci-e付きのライザカードを用意してM.2用の拡張基板とM.2のSSDを用意して作業エリアとした。

 今回、最後に外付けUSBの速度を見てみたが、読み込みも40MB/sになっていた為に、PCの背面にあるUSB端子にUSB2.0があるのか、もしもあればUSB3.0ではなくUSB2.0に接続されていたか再確認する必要がありそうだ。

 しかし、M.2で作業エリアを拡張した事により、必ず読み書きはM.2のSSDで行い、USBのHDDは保管用にでも使用した方が良さそうである。