エアコン室外機の固定方法 | ♪高橋裕美のブログ

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 エアコンの室外機を設置する場合には、壁面や家の基礎に取り付ける地合いもあるが、地面に設置する場合が多いと思われる。

 地面が全てコンクリートで固めてあれば簡単で、コンクリートブロックや樹脂製の低い物もあるが、屋根等から落ちてきた雨や雪等が跳ね返ってエアコンの室外機に当たらない様に上図の様な据え付け台を使用して設置するのが望ましく、据え付け台の高さによって300mm台の末尾が3と500mm台の末尾が4を使い分けている。

 ここは玄関周りで除雪の関係上高さが欲しいと言う為に高さが500mm台のB-HZAM4を使用している。

 そして固定には上図右下にあるナットで固定するタイプのM10アンカーボルトを使用して、コンクリートに穴を開けてアンカーボルトを挿し込み、ピンの部分をハンマーで叩く事でアンカーボルトが抜けなくなる。

 頭が飛び出さないボルトで固定するタイプのアンカーもあるが、ボルトが別売の為によく買い忘れる事が多い為に上図の右下にある様なナットで固定するタイプのアンカーをよく使用している。

 設置する場所が土の上や砕石の上の場合にはアンカーボルトが使えず、よく上図の様にコンクリートブロックの上に乗せている物を見かけるが、室外機が動作して振動による異音が出たり動いてブロックから落ちる可能性もある。

 そんな時には樹脂製の物では空洞が多い為に共振する可能性もある事から、上図の手前にある様なコンクリートのベースに上の方にはM10ボルトで固定できるアルミ製のスリットが付いている。

 通常のAC100V20Aクラスまでの室外機であれば、据え付け台を選択する際に奥行きが400mm以内の物を使用すれば、上図の様に400mmの長さの物が丁度良い長さになる。

 転倒防止を気にするのであれば、もう1サイズ長い物を購入して手前側に出っ張らせる事でも邪魔にならなければ良いだろう。

 全長が400mmの製品であれば上図の様に一般的なコンクリートブロックと同じ長さになっている。

 また、上図の様に400mmの製品を左右の使用するのではなく、1,000mmの製品を前後に使用する事もできる。

 この使い方をすると1,000mmの製品が16kgの重量があり、前後2本で32kgの重量となる事から、室外機の重量20kg前後と合わせて50~60kgとなり、しっかりした重量で安定した設置ができる様になる。

 こちらもこの据え付け台であれば400mmの製品と同様に取付足を内側に向ける事で幅がピッタリの位置で固定する事ができる。

 ただ、1本16kgと重い為に落下させて破損させない様に注意する必要があり、置く前にできるだけ平らな面を作っておいた所に設置する様にした方が良いだろう。

 そして室外機が雨や雪と直射日光で痛まない様に上図の様な別売の屋根を必ず取り付ける様にしている。

 今回は風呂のボイラーにも取り付けてみたが、今回初めて上図の製品を使用してみたが、メーカーオプションの板金だけの物や樹脂製の物ではなくアルミの押し出し材で丁度良いゴールドブロンズの様なカラーで、洋風や和風のどちらにも合いそうである。

 取り付けは左右2か所の固定だけだが、今回パナの室外機には無加工で取付できたが、ナショナル製の古いエアコンには室外機上部左右にネジが無かった為に追加工が必要で、上図のボイラーでは奥方向のネジ穴が無かった為に追加工となった。

 この屋根は取り付け後にでも前後と左右方向に固定位置を変更できる為に、室外機の場合にはガス管や配線が出ている方に長くしたり、機器の背面に雪や雨が入らない様に後ろ方向に移動したり、壁面に寄せて設置した場合には手前に屋根を出して直接屋根から雪等が当たらない様にする事も可能である。