会社の同僚から何とかならないかと言う事でとりあえず預かってできるだけ快適になる様にとノートPCを持ち帰ってきた。
しっかり私が写っているが・・・(^^ゞ
今回のノートPCはレノボのG550と言う機種であるが、キーボードの右手前にシールが貼ってあるのでセレロンと言うのはわかるが、CPU交換も視野に入れる為に詳細を見てみる事に。
いつもお世話になっているCPU-Zですが、まぁ何ともセレロンの1.8GHzと言う事で思うにWindowsXPの初期の頃までならこれでも良かったのかも知れないが、このPCはWindows7搭載機なので私からするとこれは詐欺販売ですね。
Windows7であればこの頃でもCoreDuoの2.0GHz以上は必須で、できれば2.5GHz以上でないとダメでしょう。
マザーボードはレノボオリジナルの様で、チップセットはとりあえずインテル製のGL40が使用されており、BIOSバージョンも調べておいて最新にしておく必要がありそうですね。
そしてメモリーは3GBとなんと中途半端な容量かと思ったら・・・
スロット1には2GBのメモリーが入っていたのだが・・・
スロット2には1GBが入っていたが、これは拡張した物なのか当時のキャンペーンなどで追加された物なのかは不明である。
いずれにしてもWindows7からWindows10にすると言う事もあり、最低でもこのマシンの最大容量は積んでおく必要があるのだが、最低でも8GBは欲しい所である。
しかしスペックをみた所では、メモリーの最大容量が4GBとなっており残念だったが、別件でネットを調べていたらなんと!このモデルでは1スロットで4GBを認識して、4GBを2枚入れると8GBとして使えると言う情報があり試してみる事にした。
また、セレロンで更に1.8GHzでは全く話にならないので、上位機種にあるCore2Duoを積む事にするが、セレロンモデルではチップセットがGL40なのだが上位機種になるとチップセットがGM45になっている為に、同じP8700のCore2Duoは使えない事になる。
その為にセレロンと同じTシリーズで選択していくと・・・
なんと!先日CPUを交換したNEC製のVersaProと同じT9300でCore2Duoの2.5GHzにできる事がわかった。
そして、CPUにメモリーとSSDを発注して、とりあえずメモリーが来たら仮のSSDで250GBがあるので、Windows10の64bit版でのドライバーの入り具合等を見ておく事にする。
運良くメモリーが最初に来たので早速メモリー交換からだが、PCを裏返した見た物が上図である。
そして開ける所は3ヵ所ある様だが、中間の部分を開ける事になる。
この中間のカバーは左側に2つのネジと、右側でスリットの下にある深いネジ穴のネジを外しておき、左側に見える爪を入れる様な凹み部分からカバーを起こして開けておく様にする。
カバーが開くと上図の様な感じになるが、メモリーは手前側の無線LANカードの右側にあるが、上図では既にメモリーカードを1枚外してある状態で、外したメモリーは1枚左上に置いてある。
このメモリーはノートでもディスクトップでも同じで、メモリーの両端にある爪で固定されている為に、両方の爪を開くとメモリーはコネクター部分を支点にして斜めに起き上がってくる。
上図が今回入手したメモリーだが、4GB2枚で8GBになると言う事を信じて最初から4GBをセットで2枚で入手した。
スペックもCPU-Zで調べたものと同じPC3-8500Sを用意したが、CL=6として動作していたがCL=7だった為にチョット不安もあったが使ってみる事にした。
メモリーは斜めにしっかりコネクター部分を挿し込んでから斜めに倒して、両側の爪がパチッと音をたててメモリーの両端を固定する様にセットするが、上図の様に2枚のメモリーが段違いに入る為にどちらも同じ方向に入れれば良いので間違いはないだろう。
そして試しインストールを行う際にもHDDでは遅くて作業時間の無駄な為に、上図の様にサムソン製860EVOの250GBを空けてある。
それに交換する為に先程の中間部分ではなく右下のカバーを開けて交換しておく様にする。
そんな事をしているうちに実際に入れる500GBのSSDが届いたが、速さと価格でこのサムソン製の860EVOは良く使用する。
今回も同じシリーズの500GBを用意して、最終的にはユーザー先の指定設定情報で再インストールする事にする。
ここまでで一旦電源を入れてみたが、BIOSを書き換えるとメモリーが4GBx2で8GBとして認識されると思っていたら、上図からもわかる様に既にVer2.12のBIOSでは8GBとして認識している。
できればCPUも届いて欲しかったのだが、なかなか来なくてセレロンのままで試しインストールする事に。
BIOSによってはファンクションキーでブートするメディアを選択できる物もある様だが、とりあえず上図の様にブート順を光学ドライブにしていつもDVDに焼いてある物からインストールしている。
BIOSを変更したら必ず保存してから終了しないと意味がないので、上図の一番上にあるExit Saving Changesを選択する。
Windows10を試しインストールした後にBIOSを確認してみたら、上図のVer2.12は古かった為にメーカーサイトからダウンロードしてBIOSをアップグレードする事にした。
昔は起動フロッピーを作っておいてBIOSデータとツールを入れて書き換えなければならなかったが、いつからかWindows上からBIOSの書き換えができる様になって実に簡単になった。
ただ、書き換え中にWindowsがコケたらとも思うのだが・・・(^-^;
そしてBIOS表示でも確認できるが、CPU-Zで確認しても以前のVer2.12からVer2.53になっているのがわかるだろう。
以前はBIOSの書き換えは推奨していないメーカーが多かったが、OSが色々と変わって行く事によりハード新規格等でも変える必要もあったりでなのか、WindowsVista辺りからなのかBIOSの書き換えは必須となっているケースもある。
32bitのOSではメモリーを3.7GB程度までしか使えない為に、やはり64bitのライセンスも取得しておく必要があるだろう。
ドライバーもWindows10の更新をすると解決する場合があり、64bitであればメーカーサイトにドライバーが置いてある場合もある。
それよりも試しインストールをやってみたが、なんとセレロンの1.8GHzの遅い事!!
とりあえずCPUがなかなか届かない為に、先日NEC製のVersaProから外したCore2Duoの2.5GHzと入れ替える事にした。
チョット心配したメモリーもとりあえず上図の様に正常に動作している様であった為に一安心である。
上図の様にCL=8以上なのにCL=6で動くんですね。
8500Sとか書いてあった気がするが、8500Fと表示されているし、これは元々入っていたメモリーもFとなっていた。
よくPC3と書いてありPC3Lが来る場合もあるが、1.35Vと1.5Vの兼用動作ができる物であれば良いが、そう言う時に限って送られて来るのは1.35Vだけで1.5Vでは動かなかったりする為に要注意です。
さてと、あまり遅い為にまだCPUが届かないのに先に手持ち余り部品に交換して、今後のインストール作業の効率アップを図る。
CPUは先程交換したメモリーのすぐ上にあり、上図の金色と言うか四角い金具の四方に丸いネジ穴が付いている物を取り外すと見えて来る。
今回の場合には先に右上にある冷却ファンを取り外しておく必要がある。
冷却ファンを固定しているネジはまず上図の様にファンの下側に1つあり、このネジを取り外しておく様にする。
そしてファンの左上にもネジがあり・・・
右上にもここだけファンの内側にネジがあり、ここまでのネジ3本を取り外せばファンが取り外せる様になる。
ファンは持ち上げれば簡単に浮いて来るが、上図の様にマザーボードとは電源ケーブルで接続されている為に注意する。
コネクターの挿し忘れが無い様に上図の様にファンを退避させた状態で作業した方が良いだろう。
いよいよCPUを押さえ込んでいる放熱板を取り外すが、周囲に4ヵ所あるネジを取り外しておく様にする。
取り外したネジは特殊で、上図の様なバネが入っておりネジを締め付けた際に完全にバネをつぶさない様にネジ溝が短くなっている。
その為にこのネジやバネを無くさない様に注意する。
ネジはマグネット付きのドライバー等で持ち上げて完全に取り出しておき、後はこの放熱板を持ち上げて取り外すだけである。
但し、ヒートパイプで上図の様に本体の吹き出し口にあった放熱板も一緒にくっ付いている為に、これらを吹き出し口から引き抜く様にして取り外す必要がある。
そしてこちらが放熱板の下から出てきたCPUで、赤紫色のソケットに入っている為に上に見えるマイナスドライバーのネジをほぼ90度左回しにするとCPUの足が解放される様になる。
そしてCPUの入れる方向を間違えない様に、取り外すCPUと同じ方向に入れるCPUを向けてから、お互いを入れ替える様にすると良いだろう。
そしてこちらが先日NECのVersaProから取り外したCore2Duoの2.1GHzで、たまたま偶然に合うとはラッキーだったが、この後届く2.5GHzにもう一度交換する手間が増えたが、Celeron1.8GHzの遅さが解消されればCPUの交換なんて今回の場合は簡単である。
今回は間に合わせなので放熱板とCPUに貼り付いていたシリコングリースをそのまま使ったが、手持ちであれば古い物は拭き取って新しい物を塗ってあげたほうが良いだろう。
そして仮だからと言って放熱板を取り付けないでの電源投入は絶対に行わない様にしないと、CPUはものすごい熱を発するので自分の熱で吹っ飛んでしまう可能性がある為に要注意である。
ここまででBIOS更新とメモリー増設にシステムドライブのSSD化とCPUがCore2Duoの2.1GHzなったのが上図でわかるだろう。
今回感じたのは、まずメモリーの増設やSSD化よりもCPUの効果が大きい事が実感できたが、コアがデュアルであるだけでクロックからすると300MHzしかないのだが、やはりキャッシュメモリー等も容量が増えている分かなりの体感出来るほどの改善になる。
実はあまりにも遅くてWindows10のインストールを途中で強制終了してしまったのであった・・・(^^ゞ
ここから再び再インストールのクリーンインストールを行ったが、インストールが早いと言うよりも普通にできる様になったと言うだけだが、それほどCeleron1.8GHzの時には遅すぎた。
途中で今回は上図の様にドライバーが不明なメッセージが出たが、Windows10のドライバー等は付属しているはずが無く、メーカーサイトにも無かった為にキャンセルで続行しておく。
こちらは後からWindowsの更新で直る可能性が高く、実際に今回のLenovo G550の場合には大丈夫だった様である。
試しインストールも終わってドライバーの入り具合も調査が終わった所で、やっと本来の手配したグリース付きCPUが入ってきた。
今回も2.8GHzを入れず2.5GHzでマザーの電源回路にあまり負担をかけない様にしたが、Celeron1.8GHzからすれば700MHzのクロックアップと言う事になる。
キャッシュメモリーも1MBから6MBになる為に2.1GHz同様に快適になる。
今回はしっかり放熱板側の古いシリコングリースを綺麗に拭き取り、CPUには付属のシリコングリースをタップリと・・・(-"-)
どう見てもこれは塗り過ぎなので後から少し拭き取ったが、あまり付け過ぎるとマザーボードやソケットに回り込んで誤動作等を起こす可能性がある為に注意する。
シリコングリースが偏らない様に気持ち、均等に押し付けられる様な感じで4本のネジを締め付けると良いだろう。
まぁ、絶対に偏るのだが・・・
冷却ファンも3ヵ所のネジでしっかり固定しておく。
これで今回の快適メニューがすべて完了したが、上図の様にCore2Duoの2.5GHzであるT9300が入っているのがわかるだろう。
これで全て解決でかなり快適になったが、こんな所にこんなシールが貼られていたが、いつもは剥がしてそのままなのだが・・・
せっかくなのでオークションを見てみたら安価で色々な人が出品していたので早速入手して・・・
現在の状態と同じ表示にシールも直しておきました。
Windows10は別の物しか見た事が無かったが、こちらが意外と多く出ていたのでこのタイプを今回は採用してみた。
以上!