破壊してしまった電ドラ ベッセル製 220USB | ♪高橋裕美のブログ

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 丁度昨年春頃に会社に出入りしている商社からもらってあった同僚のパンフを見て、その時の仕事が端子台だらけだったので丁度良かった。

 当時は何故かどこでも在庫切れで、色々と探してみたが見つからなかったので、定価より少し高かったがオークションから入手。

 しかし、変なパッケージで一度開けると元に戻すのが大変・・・(^-^;

 まぁ、普通は戻さないで使っちゃうんでしょうけどね!

 左側の厚紙を開いて中身を出すと右側の様に透明なパッケージに入れられた電ドラ本体が出て来る。

 パッケージ内には簡単な取説とUSBケーブルが付属するが、こちらの製品には充電器は付属していない。

 付属のビットも色々なタイプがある様だが、今回入手した物は+2サイズのビットが1本だけ付属するタイプであった。

 USBケーブルはmicroUSBだったか、普通に販売されている物でも使えそうだった為に、ケーブルが壊れてもホームセンターや家電量販店で調達できるだろう。

 充電時間も短くて30分程度でフル充電できたと思うが、それでいて結構なネジの数を回せるので便利なのだが、トルクリミッターが付いていない為に手の中で滑らしてスイッチから手を放す方法で止める必要がある所がイマイチなのだが、まぁこの価格でこのコンパクトさなので許せてしまうだろう。

 ただ、USBコネクターにはゴムキャップが付いているのだが、2~3回取り外したら切れて取れて来てしまった。

 まぁ、無くてもよほど埃っぽい所での作業でもしない限り問題は無いだろう。

 そんなこんなで1年弱くらい使っていたある日、全く回転しなくなってしまいただのドライバーになってしまった。

 イヤな予感はしていたのだが、ケーブルをタイラップで固定するタイマウントを締め付けている際に、きつく締め付けていたら何やらミシミシと音がするなとは思っていたが、あまりにも締め付けた為に内部のギヤを破壊してしまい噛み込んで回らなくなったみたいである。

 しょうがないので先日分解してみたが、この電ドラの分解にはトルクスネジが使用されている為に専用のレンチが必要である。

 ネジは見える所で本体の左右にあるトルクスネジを取り外す。

 そして本体の柄の頭部分が上図の様にリングとキャップになっている為に、爪を入れて開けると簡単に外れて来る。

 その中には上図の様に1本だけネジが隠してある為に取り外す。

 最後にカッターで上図の様にシールの中央部分で、柄の部分に切り込みが入っている所と同じ部分のシールに切れ目を入れておく。

 後は上図の様にカバーを開けば分解できる様になっている。

 一方のカバーを完全に取り外すと上図の様になり、中からはモーターとバッテリーが見えて来るが、確か充電回数が1,500回で使い捨てとあったがバッテーリを交換すれば使えそうな感じである。

 そして中身を取り出すと上図の様に外れて来る。

 組み立てを考えると分解の際には上図の様なスイッチやランプの部分のパーツが外れて来る為に、紛失しない様にする必要がある。

 結果的にこの電ドラのカバーを開ける際には上図の様にトルクスネジ2本とプラスタッピングネジ1本を外せば良く、その際にはリングとキャップにシールをカットする必要がある。

 そしてモーターとバッテリーには上図の様な基板が付いており、スイッチで正転と逆転の駆動する部分と、USBからの充電回路が入っている様である。

 この左側にあるスライドスイッチを入れてみると・・・

 照明用のLEDも明るく点灯して・・・

 モーター自体もかなり元気に回ってくれる様である。

 後はやはり上図のギヤユニット部分が破損した事に間違いない様である為に、このギヤユニットを分解してみる事にした。

 このギヤユニットには上図に見える小さい3つのギヤにモーターのギヤが挿し込んであるだけの為に、モーターとバッテリー部分を引き抜けば簡単に取り外す事ができる。

 そしてギヤの上に載っているだけのカバーを取り外すと、上図の様に中心にモーターのギヤが入り三つの小さなギヤを回転させた物を周囲のギヤで3つのギヤを取り付けているベースが回転する様になっている。

 れらのギヤが2セットと内部にまだ1セット入っており・・・

 3つ目のギヤセットを覗くと上図の様に右側にある2つのギヤが刃こぼれを起こしているのが発見できる。

 最後のギヤセットを取り外すと・・・

 かろうじて右下のギヤだけは助かっている様なので、3段のギヤセットで最後の部分にギヤを3つにする為に最初のギヤを入れれば、それほどトルクも必要無いので何とか復活するのではないかと思い組み直してみる事に・・・

 最後のギヤセットを取り外した後には上図の様な構造の物が出て来るが、これが手回しで使用した時のモーターストッパー機構で、正転と逆転側の両方にストッパーが効く様になっている。

 そのローラー部分も確認してみたが、若干馬鹿力での軽い打痕んが見える気もするが、まず問題無く再利用できるレベルである。

 とりあえず粉砕したギヤが散乱している為に、綺麗に掃除しておかないとギヤの間に噛み込んで動かなくなる為に綺麗に掃除する。

 ローラー部分も綺麗に戻して・・・

 この最後のギヤ受けだけが形状が違っており、上図の3つの突起が先程のローラーの間に入り込む様になっている。

 そしてここからギヤを組み直すが、3つのうち2つのギヤが破損していた為に、他の2段部分のギヤをこの部分に流用してしまう。

 この最初の部分が一番トルクがかかるのでギヤは3つ全て取り付けておく様にする。

 そして2段目を組み込もうとしたら、小さなギヤだけでなくギヤ受けの裏側に付いているギヤも粉砕してしまっており、これでは代替えの効く部品も無い為に諦めるしかない様である。

 本来は上図の様に綺麗にギヤの形状であるはずなのだが・・・

 残念である・・・(◞‸◟)

 同じ製品を買い直すと言うのもつまらないし、パナのサイトを見ていたら全く同じ中身ではないかと言う製品を見つけた。

 ただ、結果的には同じ事かなと・・・

 で、結局はミニ電ドラではなく普通の電ドラを買ってしまいました。

 外注さんで持ってきている人がいて、メカ的なトルクリミッターではなく、規定トルクでモーターがピタッと停止する気持ち良さで気に入った。

 今回もす以前購入した大きな電ドラと同様に赤黒ツートンの製品を選択して、会社の電ドラと区別がつく様にした。

 バッテリーが切れて使えなくなるといけないので、当然バッテリーは予備が付いている製品を選択した。

 更にこのタイプは正転と逆転にもレバーの倒し具合で速度調整ができる為に、ON/OFFタイプの様にネジ頭をナメてしまう様な事も無い。

 もっとも、ON/OFFの様にレバーを毎回目いっぱい倒してしまうと結果的にナメてしまうのだが、それは使い方次第である。

 そしてこのタイプは3.6Vではなく7.2V仕様となっている為に、付属の充電器は上図の様に従来のタイプも充電出来る様になっている。

 この製品はビットは付いておらず、当時通販の最安で2.1万円であったが、丁度スタッドレスをホイール付きで買った時のPayPayキャッシュバックでお釣りが来た為にタダで買った様なものだった。