Panasonic 充電ドリルドライバー EZ7441 の修理 [ブラシとコントローラ] | ♪高橋裕美のブログ

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会社で電ドラが壊れて本体だけ購入の話があったので、部品だけ取り寄せて修理する事にして、1台増やしてしまおうと言う事にした。

今回壊れたのが上図のEZ7441で、割と新しい方ではないかと思われたが、とりあえずこの型式で見積もりをする事にした。

この電ドラの部品図が上図の様になっており、番号が付いたもの単位で部品として購入出来る様である。

実は、最初は⑬のコントロールスイッチだと思われたが、自前の電ドラがブラシが無いパナのやつだった為に⑬を交換したが治らず、結局は分解してブラシ式だった事に気づき上図の⑪も購入した。

とりあえずメーカー小売り価格が記載してある資料があった為に掲載しておくが、最初に購入した⑬のコントロールスイッチは2,600円で会社の商社から購入した為にこのままの価格だった。

一方、⑪のブラシは部品選定ミスで買い直し処理が面倒だったので通販から購入したが、部品代は1,700円チョイだったが送料に970円もかかった為に結果的に高くついた。

そして届いたのが上図の部品で、それぞれが梱包材やビニール袋に入って箱に入れられており、コントロールスイッチもブラシも単体ではなくアッセンブリの様な感じでの販売になっている。

その割には部品代が安価な為に、直して使った方が安く済む様である。

そして分解だが、固定ネジは全て上図の方向にあり、上から2個づつの全部で8つのネジで固定されている。

当然、分解する前にはバッテリーを取り外しておく様にする。

全てネジは+2サイズのプラスドライバーを使用して取り外すが、樹脂タッピングネジの為に注意して取り外す様にする。

先程のネジが一番上で上図の個所が一番下のネジである。

ネジが樹脂タッピングになっている為に、最初に取り外す際に固い可能性がある為に、ネジのプラス溝を破損しない様にする。

ネジを全て8本外したならば、上図の様に本体が真っ二つに割れる様な構造になっている為に、上図の程度ぐらい少しずつ周囲を一周全て浮く事を確認して、どうしても浮かない場合にはネジを取り外し忘れている可能性がある為に、もう一度ネジ8本を確認する様にする。

周囲に全て隙間ができたならば、後は上図の様にネジを取り外した側の本体カバーを持ち上げれば上図の様になる。

本体のカバーを取り外すと上図の様な感じになり、取り外した側のカバーはそのまま部品交換後まで置いておく。

実は中央にあるベッセルの電ドラも私のパワーに負けてただのドライバーになってしまったが、こちらも後に分解してみる事にする。

分解した電ドラと購入したコントロールスイッチを並べてみたが、この茶色い部分がスイッチになっておりこの部分で正逆回転の切り替えと回転速度を決定しているが、その下には駆動部の終段であるパワートランジスターかパワーMOS-FETが2個放熱板に取り付けられている。

まずは上図の様にバッテリー端子をカバー下側の溝から取り外して開放しておく様にする。

そして終段のトランジスタかMOS-FETと思われる物を放熱板が付いたままで持ち上げれば上図の様に簡単にケースから取り外せる様になる。

そしてライトと書かれた部分がパネルとなっており単体で取り外せる為に、落として割ったり傷つけない様に取り外しておく。

取り外しは上図から見て手前側に基板と一緒に引っ張る事で簡単に取り外せるが、基板の方も取り外しておくがスイッチやLEDとコネクター部分にはタップリとシリコングリースが塗ってある為に手がベタベタする。

これは湿気対策の物と思われるが、手で触ってある程度取れてしまっても無理に補充はしない方が良いと思われる。

そしてこの基板から出ている上図にある2つのコネクターも抜いておくが、大きい方はコントロールスイッチから来ており小さい方はブラシの方から来ている信号のコネクターとなっている。

そしてコントロールスイッチを取り外す前に上図の様にモーターのブラシから出ている黒色の線材を取り外しておく様にする。

ここも+2のプラスドライバーを使用して取り外しておく様にする。

そしてコントロールスイッチを上図の様に持ち上げればプラス側の線材も取り付けてある為に、こちらもプラスドライバーを使用して取り外しておく。

組み付けの際にはこの赤と黒のプラスとマイナスの取り付けを間違えると逆回転になってしまう為に注意して組み付ける。

モーターから下側が全て取り外せたならば、上図の様にモーターからチャックの部分を全て持ち上げれば取り外せる様になる。

上図の様にモーターの左側を見るとファンのスリットとブラシがあり、一番左側に軸受けの板金が付いている。

その板金を引っ張ると簡単に上図の様に取り外す事ができ、もしかすると画像中央に見えるベアリングが一緒に付いて来るかも知れない。

今回の場合には上図の様に板金部分だけが取り外せた。

後はブラシが付いている部分をユニットごと取り外す様にする。

上図がブラシユニットで、左側が取り外したブラシで右側が新品のブラシになっているが、どちらもブラシをメいっぱいに出した状態なのであるが、元々右側の様にブラシ同士がショートするだけの長さがあったのだが、壊れた方は左側の様にメいっぱいブラシを出しても遠く離れている。

それどころか減った左側のブラシは減り過ぎで、これではモーターの端子部分に届いていなかったのだろう。

そしてブラシをよく見ると上図の様にブラシを押し出すバネがブラシを押し出さない様にブラシガイドに引っ掛けてあるのがわかるだろう。

これはこのブラシユニットをモーターにセットする際にブラシが2つ共にバネで押し出されたままでは入れ難い為に、モーターにセットする際には上図のままでブラシを引っ込めた状態にしてモーターにセットする。

ここでは既にカバーにモーターをセットしてしまっているが、セットする前には必ず上図の様に2つあるブラシを押し出すバネはブラシの中央にあるU溝部分に掛ける様にしておく必要がある。

これを忘れると結局はブラシがモーターの電極に十分当たらず回らないか、接触不良のままで回転させると著しくブラシを消耗させてしまう事になる為に注意する。

モーターはギヤユニットとチャック部分は取り外さずそのまま戻す様にするが、上図の様にHIGH/LOW切り替え部分をカバー上部に来る様にセットして、ブラシユニットは赤と黒の線材が下を向くようにセットする。

そしてベアリングの軸受け板金は上図の様にブラシが隠れる様に下半分が隠れる方向にセットしておく様にする。

実際にはカバー側にチャックとギヤの間や、モーターとブラシの間とベアリング固定板を固定する為の溝がある為に、それらに収まる様にして合わせて入れて行きながらセットする様にする。

モーター部分がセットできたならば上図の様に新しいコントロールスイッチの下側になる部分にブラシから出ている赤い方の線材をブラシネジで固定しておく様にする。

そしてブラシから出ている2芯の線材を一番下になる様にして基板にコネクターを挿し込んでおき、ついでにコントロールスイッチから出ているコネクターも同じ基板のコネクターに挿し込んでおく様にする。

そしてブラシからの線材は真っすぐ出ている為に・・・

上図の様にモーターとカバーの隙間に線材を押し込んで浮いて来ない様にしておき、上図の様にコントロールスイッチの上側にある端子に黒い線材をプラスネジで固定しておく様にする。

そしてコントロールスイッチを取り付ける際には上図の様に小さい突起が出たレバーがあるが、これが正逆とレバー固定をする為の物である。

その為にこの突起部分を・・・

本体に取り付けてあるグレーの切り替えレバー中心にある長穴に入る様にしてセットする必要がある。

そして先程のブラシから出ていた2芯の線材が見えるが、こちらはスイッチの真下にならない様に左側にある狭い隙間に入れる様にする。

実際にスイッチ部分やパワトラにバッテリー電極をセットすると上図の様になるが、線が重なり合って良くわからないが・・・

スイッチの左側にはこのブラシから出ている2芯の線材だけを通す為の隙間があり、上図の様に2本の線材を1本ずつ入れて奥に押し込んで出て来ない様にしておく。

そして上図下部のスイッチの端子や線材が出ている部分でブラシから出て来ている2芯の線材をクロスさせて・・・

そのブラシから来ている線材は上図の右側から基板のコネクターへと接続するが、上図右側で基板コネクターの真上にある様に線材をカバーの合わせ爪に引っ掛けて挟まない様に注意する。

上図は悪い例で、このままカバーをしてしまうと線材をつぶしてしまう事になってしまう為に、線材の通る部分の確認は十分に行う。

コントロールスイッチのコネクターも右側から基板のコネクターに行くが、バッテリーの電極線はパワトラの左側を通す様にする。

最後にバッテリーの電極や基板と基板上部のカバーを本体にセットすれば組み付けが完了となる。

後は上図の様にカバーをゆっくりと入れて行き、線材等を挟まない様に最後まで慎重に確認しながらカバーを組み付ける。

特に上図の下部のバッテリー電極や基板が単独で動く為に、カバーにある溝にしっかりと入り込んでいるかどうかを確認しながらカバーを挟み込む様にしていく。

そしてカバー同士が隙間なく合体できたならば、上図の回転方向スイッチを動かしてみて、正転・固定・逆転と3段階に切り替わる事を確認する。

実際には通電してみての確認になるが、ネジの着脱回数を減らす為にも一度スイッチのメカ的切り替えだけでの感覚で確認しておく。

大丈夫そうであれば、この切り替えスイッチ部分の両サイドにあるネジを2本固定してみて実際の動作を確認する様にする。

後は取り外したネジを8本固定してしまえば完成である。

ネジは樹脂にタッピングネジの為に、締め付けトルクは固くしない様にしないと、樹脂がナメてしまい固定できなくなってしまう為に注意する。