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天療術師のはるら
〜思い立ったが吉日レディ〜です㊗️
この連載では私が経験した
精神的な病から始まった
人生のどん底経験から
どのように這い上がってきたか？
そしてどのように天療術に出会い、
人生のステージアップをして
収入を以前の４倍以上にしていったのか？
をお話ししていきたいと思います。
そんな私の自己紹介、
ぜひ読んでみてくださいね！！
４月、吉日大学
コンビニに向かう下り坂の
桜並木が満開で薄ピンクの
花びらがヒラヒラと舞い散っていた。
桜並木の下には様々な
部活動のブースが立ち並び
理想の新入生を我がものにしようと
吟味して声掛けをしている人もいれば
誰彼構わず声をかけている人もいた。
新入生たちといえば、
２、３人でキャピキャピと
「どの部活にしよう？」
と楽しそうに物色している子たちや
「勧誘はもう勘弁してください！！」
と拒否オーラ満載で
早歩きしている子もいた。
そんな中、私は
１人で春の暖かい風を感じながら
どんな部活があるのか？
どんな人たちがいるのか？
と部活ウォッチングと
人ウォッチングを楽しんでいた。
フラフラと物色しながら
坂道を下っていると
陽気な女の先輩に声をかけられた。
「こんにちは〜！いま時間ある？」
「あ、はい」
「ちょっとブースに遊びにおいでよ〜！
お菓子とジュースもあるから」
（時間もあるし、暇つぶしに行くか♪）
と思いその先輩についていった。
先輩の名前はユリカ先輩、
とても明るくて話しやすい先輩だった。
ブースに行くと男の先輩も数人座っていて
笑顔で迎え入れてくれた。
そこで気づいたのがそのブースはなんと
競技ダンス部だったのだ。
（あぁ、、来ちゃいけない所にきてしまった）
なぜ私がそう思ったのかというと
高校生のときにバイトしていたマッコスの
先輩が吉日大学の人でその人から
「はるら、ダンス部だけはやめておけ。
男だらけだから」
と注意されていたのだ。
（まーさか初日からそのダメと
言われた部活の新歓に引っかかるとは。。。
ん？でも男だけしかいないと
聞いていたけど女の人もいるじゃん。
ま、テキトーに話を聞いて去ればいいか♪）
と思いながら話を聞いていた矢先
ユリカ先輩の方が上手だった。。。
「ところでさ〜、今度の日曜日空いてる？
バーベキューやるんだけど来ない？」
「行きます
」
即答。
（え？マッコス先輩に注意されてなかったっけ？
テキトーに話聞いて去るって言ってなかったっけ？）
小さい頃からそうだ。
小学生の時なんて、
リビングでテレビを見ながら宿題してるときに
姉に「宿題かテレビかどっちかにしなよ」
と言われてもちろんテレビをとった。
その様子をみた姉はびっくりしていた。
※姉はどちらかというとコツコツ努力家で
宿題よりテレビをとる私の深層心理は
全く理解できないと大人になってから
笑い話にされました
私は、欲望に弱いのだ。
いや、欲望に忠実なのだ。
そんな欲望に忠実な私はBBQに参加し
まんまとユリカ先輩の策略にはまり
ダンス部へと入部したのである。
まさかこの小さな何気ない一歩が
私の奥深くの欲望をかりたて
そして人は呪いたいくらいに憎めるのだという
経験をするとは思ってもいなかった。
そう、この一歩は
私にとって奈落の底へ落ちる第一歩だった。
つづく
あとがき
最後まで読んでくれた皆さん、
ありがとうございます。
欲望に弱い、ではなく忠実なはるらです。
マッコス先輩の忠告をスルーして
さらにダンス部の策略にのってしまったはるら。
仕方がないです。
お肉の誘惑に勝てる人がいますか？
（ほとんどの方が「うん」って言ってるのが
聞こえてきそうですがw）
もちろん、お肉だけが理由ではなかったと思います。
きっと心の奥深くでは
ダンスに興味があったんだと思います。
ただ、それを認めるのが恥ずかしかったから
お肉を理由にしただけ。
さて、ユリカ先輩の策略にはまり
ダンス部に入部してしまったはるら。
次回、はるらを待ち構えている
出来事となんなのでしょう？
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