母は、ハハハです。

 

今日は、失敗することは、悪いことなのか?

をテーマに書きたいと思います。

 

うちは、お父さんが入院していて、ずっと、母さんが一人で働いて生計を立てていました。

祖父母がなくなってからは、

家事も仕事も母一人で、頑張っていました。

 

母は、負けん気が強いので、かなり仕事はバリバリしていたようです。

家に帰っても子どもである私たち兄弟は、

自分たちの好きにすごし、

家事の手伝いはしないわ、勉強はしないわで、

母からはよく怒られていました。

 

今考えたら、子どもだから手伝いしたくないのは普通なことだし、

しごとで頑張っているからと言って、

子どもに当たるのは、母親も大人げないですよね。

 

ですが、当時は大好きなお母さんから、

いつも怒られるし、いつも勉強しなさいと言われるので、

まるで、のび太のように、自己肯定感の低い子でした。

 

そのため、成績もずっと普通くらいで、友達づくりも苦手でした。

 

大学も、特に有名でもない三流大学卒です。

就職することに希望もなく、

はやく就職したいという気持ちより、

できるだけ先延ばしにしたいというのが、本心でした。

 

だから、就職活動も、スタートが遅かったんです。

 

そのため、はじめて会社に面接に行ったら、

支店長のような方から

「今ごろ、就職活動をしている、あんたのような三流大学の子なんか、来てもらったら困るね」

と、まぁ、初めてあった人にひどい言われ方をしました。

かなり落ち込みましたし、ショックでした。

この時の悔しさは、今でもよく覚えています。

 

2件目の面接は、教材を売る営業の職でした。

私の母親も、営業をしていたので、それを売り込んだら、

合格しました。

 

しかし、母から聞いたこともないメーカの営業なんかするぐらいなら、

とにかく戻ってきなさい!といわれ、

実家に戻り、しばらく就職することもなく、

家庭教師のお仕事をしながら、この先どうするかを

考えていました。

 

母の勧めで、通関士の資格があったら就職に役立つかもしれないと言われ、

特にやりたいこともなかったため、

問題集と模試をうけて、6か月の勉強で通関士試験に合格しました。

 

通関士に合格したからと言って、

まず、どの業種に就職活動したらいいかもわからず、

直接就職に結びつくことは、ありませんでした。

 

自分は何がやりたいのか、自分でも、よくわからず、

就職活動は、難航しました。

ハローワーク通いをしていると、たまたま近所の市役所で

臨時職員の募集が出ているのを見つけ、

市役所の臨時職員の仕事をすることになりました。

 

これが、私の今後の就職活動に大きな影響を与えることになります。

 

市役所の臨時職員の仕事は、保健士さんのいる職場で、

窓口対応でした。

わたしも習ったばかりの知識でしたが、

窓口に来る市民の方は、

私より、もっと知識がない方ばかりでした。

 

できるだけ丁寧に、対応することに気を付けていました。

 

じつは、公務員というと、新聞でバッシングされているような汚職とか法律違反とか

悪いことをする人たちというイメージだったんです。

(ごめんなさい)

でも、一緒に仕事をしている公務員の人たちは、

汚職するような人はおらず、

みんな真面目にお仕事する人たちばかりだったんです。

 

そのころから、公務員試験を受けてみるのもいいかもしれないな。

と思うようになりました。

 

そこから、猛勉強を始めました。

お金もなかったので、激安通信教育を受講しました。

いってみれば独学です。

それでも、その年は一次試験は合格しました。

しかし、二次試験の面接で不合格となりました。

独学で、面接対策が弱かったことがわかったので、

一次試験合格後は、二次試験である面接対策に力を注ぎました。

 

面接で強調したのは、一番最初に就職活動で、

「ひどい言われ方をしたこと」をふりかえり、

確かにショックで、悔しかったけれど、

それが悔しくて、通関士試験に合格でき、

公務員試験にも挑戦しようと思える力になったことを強調しました。

 

おかげさまで、私は公務員試験に合格できたのです。

 

たしかに、就職活動が遅れたのは、

私が悪かった。

 

大した就職先もみつけられず、

実家に戻った私に、母は、何も言いませんでした。

 

失敗したとか、早く就職しろとか、言われることはなく、

私が自立できるまで、

私のペースで就職できるまで、

暖かく待ってくれました。

 

おやとして、心配して、なんで早く就職活動しなかったの?

とか、早く就職しなさいとか言いたくなりますよね。

 

でも、母は、一度も口に出すことはありませんでした。

 

それは、失敗でしょとか、早く就職しなさいとか

言われていたら、自分の自己肯定感を上げることは

できなかったと思います。

 

私自身が私のペースで気づくまで

暖かく見守ってくれたのは、

一番ありがたかったと思っています。

 

いま、私も母親になり、

暖かく見守ることは、

私自身もできてないことがあります。

 

ただ、子どもは失敗しながら成長します。

失敗させないようにあれこれ口を出すとか

失敗した原因を親が分析するとか

できるだけ少なくしていけたら、

子どもたちはのびのびとその子のペースで

成長できるのです。

 

失敗しないように親が先回りしていませんか?

成長する機会を減らしていませんか?

 

 

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