第68回セントライト記念(GⅡ) | 下町育ちの馬券王 ~JRA全重賞予想大会・一口所有馬近況~

第68回セントライト記念(GⅡ)

 先週日曜のセントウルSは▲△◎でヒットするも極貧的中。東西トライアルで波乱による高配当を期待!

■新潟11R(15:45)・第68回セントライト記念(GⅡ)
◎⑤イスラボニータ
○⑯トゥザワールド
▲⑬ワールドエース
△⑩ステファノス
△⑥マイネルフロスト
△⑦サトノフェラーリ
☆⑱メイクアップ


三連複⑤軸 ⑥・⑦・⑩・⑬・⑯・⑱ 計15点


 ◎⑤イスラボニータ。共同通信杯からぶっつけの皐月賞は初の右回りや距離不安が囁かれる中であっさり勝利。続くダービーはワンアンドオンリーとの叩き合いの末に敗れるも3着マイネルフロストに1馬身半をつけるもので、改めて世代トップレベルであることを印象づけた春クラシックだった。フジキセキ産駒であることや関東の弱小厩舎など取って付けたネガティブ要素を気にしなければ、昨年のデビューから7戦5勝2着2回のオール連対で同世代と同斤量の一戦ならば非の打ち所がないくらいの実績。ひと夏を越して馬体そのものに大きな変化はなさそうだが、可動域がより広くなったフットワークと俊敏に反応できる操縦性の高さは鞍上の蛯名も舌を巻く。秋の天皇賞は蛯名のお手馬であるフェノーメノが参戦予定の為、おそらく次走は菊花賞へ向かうことになるだろうと予測しているがダービーで敗れた借りを淀で返すためには秋緒戦から視界良好と行きたい。


 ○⑯トゥザワールド。弥生賞、皐月賞、ダービーと3戦連続で本命にしてきたがさすがに今回は対抗止まり。前走のダービーは位置取りの差と鋭い末脚を持っているタイプではないので、東京コースが向かなかった印象。新潟内回りの2200mならば直線は359m。左右の回りは違うが弥生賞のような好位から押し切る競馬が理想。厩舎の兼ね合いもあって押し出される形(トーセンスターダムとサトノアラジンが来週の神戸新聞杯に出走予定)でこちらに出てくる点は納得が行かないが、調教師も外回りよりはこちらに適性があるとの判断。ウッドコースの最終追い切りでは主戦の川田を背に格下馬を相手に3馬身の先着。デビュー戦で2着に敗れた際に使い込んで良くなるタイプと言うコメントが出ていたが、こちらもイスラボニータと同様で王道路線を歩んできたクチで上がり馬などに屈する姿はイメージしにくい。


 ▲⑬ワールドエース。押せ押せのローテーションで出走することが目標だったダービーの10着は度外視。3月の自己条件(中京)の勝ちっぷりや青葉賞2着で決め手が光ったように典型的なサウスポー。特に権利取りが絶対条件だった青葉賞では当時騎乗していたシュタルケの早仕掛けが結果的に功を奏したが、あの乗り方ができればココでも大威張りができる。本番の菊花賞では岩田(ローズS@ヌーヴォレコルトで阪神)の騎乗が内定しているだけに、今回は代打のノリ(神戸新聞杯のワンアンドオンリーがお手馬)が余計なことをしなければという条件付きだが一発があっても不思議ではない。


三連複⑤軸 ⑥・⑦・⑩・⑬・⑯・⑱ 計15点


 今週と来週(オールカマー)は新潟競馬場では珍しい内回りの芝コースを使用した2200mとなる。新潟外回りの直線は東京競馬場よりも約130mほど長い658mと言うのは有名だが、内回りになると直線はわずかに358mでこれは阪神内回りコースとほぼ同じ。中山の直線305mに50mほど加えた程度でロングスパートの叩き合いを期待するよりも、3角からの捲くり合いと直線入口のポジションがカギとなる。


 従って近年の傾向は皆無だが、今年は関西から輸送が素早くできる新潟であることや少しでも本番の菊花賞に向けてレース間隔を空けたい陣営が殺到。ダービー馬のワンアンドオンリーこそ来週の神戸新聞杯に回るが、ダービー2~6着と10着馬の計6頭が参戦。上がり馬も含めて熾烈な権利獲りを演じてくれることだろう。


 配当面の都合から止むなくヒモ候補から脱落した⑭タガノグランパはダービー4着馬だが当時は16人気で単純にインコースから粘り込みで馬場の恩恵を受けたまで。勝った青葉賞とダービーの2戦連続で33秒台のメンバー上がり最速をマークした④ショウナンラグーンは馬体にも余裕があるようだが、直線の長さをフルに活かした末脚で内回りには不向き。左回りで堅実さが魅力の⑰クラリティシチーは距離面と鞍上弱化で消しとする。


 中山開催では過去10年で三連複80倍以上が7回あるが、今回はメンバーも揃っており大きな波乱までは考えにくい。馬券は点数を絞り◎からの均等ながしと人気2頭⑤⑯軸-⑥⑦⑩⑬⑱もトリガミにならない程度に厚めに押さえたい。