第45回マイラーズカップ(GⅡ) | 下町育ちの馬券王 ~JRA全重賞予想大会・一口所有馬近況~

第45回マイラーズカップ(GⅡ)

 高速決着と前残り連発の京都開幕週。馬場考察を駆使してこそ高配当のご馳走にありつける!


■京都11R(15:35)・第45回マイラーズカップ(GⅡ)
◎⑩カオスモス
○⑥オースミナイン
▲⑤フィエロ
△⑦アドマイヤドバイ
△⑪レッドアリオン
△⑫エキストラエンド
☆⑬ラトルスネーク
☆⑧エールブリーズ


三連複⑩軸 ⑤・⑥・⑦・⑧・⑪・⑫・⑬ 計21点



 ◎⑩カオスモス。年明けの1回京都開幕週からディープインパクト産駒が芝重賞で5勝を挙げたのは記憶に新しく、今回も人気を集める4頭が出走してくるが敢えてマイネルラブ産駒の本馬から。スピード不足は否めないが前走のダービー卿CTは中山マイルでは鬼門の8枠16番からスムーズに先行して前半1000m通過57秒9のハイラップでもバテずに2着した内容は評価できる。前半と後半の3ハロンが1秒9の前傾ラップで勝ち馬のカレンブラックヒルも含めてスピードを活かした競馬だった。昨日土曜の京都芝はやや時計の掛かっていた阪神開催から馬場が一変。3歳未勝利の内1400mでは1分19秒9のレコードが飛び出した。6レースが行われた芝レースの中で4角2番手以内に居た5頭が3着以内に絡んでおり、逃げ先行勢が優勢。先に挙げたディープインパクト産駒4頭はいずれも決め手をフルに活かしたいクチで展開に泣く姿が容易に想像できる。最終追い切りは木曜の坂路で和田を乗せて4ハロン50秒8の一番時計をマーク。行きたがる面は要注意だが、開幕週のアドバンテージを活かしきれれば残り目も充分。長期休養前のアーリントンカップではコパノリチャードと善戦を演じていただけにマイルの重賞実績もあり。4歳馬には皆言えることだが、安田記念を前に本賞金が半減するので勝って安田記念への優先出走権を掴みたい。



 ○⑥オースミナイン。昇級戦だった前走の京都金杯は偶然インコースが空いたことで勝ったエキストラエンドに促されるように2着。1キロハンデが軽かった中で1馬身半の着差は完敗だが、京都マイルは4戦して(1.3.0.0)と抜群の相性を誇っており見直せる。安田記念を目標に逆算しての始動戦で香港へ遠征中のユウイチから過去2勝の手綱を取っている池添への手替わりは大幅な鞍上強化と言える。末脚一手で厳しいのは陣営も承知しており、ある程度の位置で競馬を進めたいとのことだが馬場を考えると本命に推すまでの信頼は置けない。



 ▲⑤フィエロ。京都金杯翌日の新春S(京都マイル戦)が1000m通過が58秒1の同ペースでラスト2ハロンの11秒5-11秒3は京都金杯のラスト2ハロンを上回るものだった。斤量が57キロから1キロ減るのは魅力だが、まだキャリア8戦の4歳馬で昇級戦。同厩馬で昨年のマイルCSを勝ったトーセンラーが安田記念への試走で京王杯SCへ回るのは幸いだが、重賞挑戦がいきなりの別定GⅡで豪快な末脚が武器のみえみえ人気先行型と言える点がどうか。ちなみに新春Sでクビ差2着に下したシェルビーは土曜京都の錦Sで単勝1,8倍に支持されるも前が止まらぬ馬場にやられてまたしても2着。馬場の逆行を乗り越えてこそ本物だと確信できるが、自身から動けない脚質なだけに不安も残るため3番手までの評価。



三連複⑩軸 ⑤・⑥・⑦・⑧・⑪・⑫・⑬ 計21点



 未だに阪神開催のイメージが強いが、一昨年よりアンタレスS(京都開催→阪神開催)と施行の入れ替わりで京都開催に。近2年は昨年が5,8,3人気の決着で三連複174倍。一昨年は3,6,7人気決着で三連複79,8倍と少々波乱含みの結果が続いており、安田記念を睨んで参戦してくる馬が多いため人気と結果が一致しない傾向は阪神開催時と変わりない。2年間は共にフルゲートで勝ち時計は1分32秒6と1分33秒2。開幕週となれば前残りは怖いが、ある程度の時計が求められる。また1人気は阪神開催時も含めて過去10年で馬券絡みは半数の5回(近2年はなし)、2人気はわずかに2回で近7年は馬券絡みすらできていないものの、3人気が7回馬券に絡んでおり上位人気をそっくり軽視するのは危険。



 また今年から1着馬に優先出走権が与えられるため、安田記念との直結を調べてみると意外な結果が。過去10年の勝ち馬のうち9頭が安田記念に参戦して最高位は07年のコンゴウリキシオーの2着まで。他の8頭は全て4着以下に敗れている。また上位3頭まで広げてみると該当30頭のうち23頭が安田記念へ出走するも結果は(1.1.3.4.2.12)と半数以上が着外。勝ったのは05年の本レース3着馬で本番で穴を開けたアサクサデンエンのみだが、京都開催となった近2年の3着馬ダノンシャーク(13年)とコスモセンサー(12年)が奇しくも3着→3着で本番も好走をしており、阪神開催時よりは京都開催のほうがやや本番に直結する可能性が高いようだ。



 ⑫エキストラエンドの前走は雪による順延開催で2度にわたる東京輸送を経て2着。山元トレセンからの帰厩後は併せ馬で連発して遅れをとる始末。どうにかウッド2本で仕上げてきたが、まだ完調とまではいかないとみて押さえまで。また一昨年のダービーで1人気に支持された④ワールドエースは坂路で4ハロン51秒5の自己ベストをマークしたが、賞金面で使うレースが限られる中で2400m→2000m→1600mと適正距離を模索中。土曜東京のメトロポリタンSで練習生並みの駄騎乗をしたシュタルケにも過度な期待ができず、復活の兆しがあるまでは様子を見たい。



 馬券は伏兵馬が軸なので上位人気馬相手でも配当面でそこそこ期待が持てる。◎からの均等ながしで昨日の馬場を考慮して先行勢も絡めて、万馬券前後の馬券を狙い落として来週からの6週連続GⅠ開催の資金作りと行きたい。



◇昨日土曜の的中馬券
土曜東京12R 4歳以上1000万下
三連複⑤⑦⑧ 57.0倍×100


20140426東京12

土曜東京11R メトロポリタンS(オープン)
三連複②⑧⑪ 29.1倍×100


20140426東京11


◇昨日土曜の予想結果
■第11回福島牝馬S(GⅢ)
1着5人△⑥ケイアイエレガント
2着2人○⑦キャトルフィーユ
3着16人×③フィロパトール
4着10人☆①ウインプリメーラ
5着7人◎⑩トーセンアルニカ
三連複453.3倍不的中(予想21点)


■主な的中と過去2カ月の◎
14.04.13/桜花賞  …三連複13.1倍的中(21点)
14.03.30/高松宮記念…三連複79.9倍的中(21点)
14.03.21/フラワーC…三連複77.5倍的中(21点)
14.01.25/京都牝馬S…三連複24.7倍的中(21点)
14.01.19/日経新春杯…三連複13.8倍的中(21点)
14.01.12/シンザン記…三連複 9.7倍的中(10点)
13.12.22/有馬記念 …三連複14.2倍的中(21点)
13.11.30/金鯱賞  …三連複108.1倍的中(15点)
13.09.15/ローズS …三連複474.1倍的中(21点)
13.01.05/京都金杯 …三連複119.9倍的中(21点)
12.09.17/セントラ記…三連複261.9倍的中(21点)
12.07.08/プロキオン…三連複242.9倍的中(15点)



04.26×福島牝馬S 5着/7人…トーセンアルニカ
04.20○皐月賞 2着/1人…トゥザワールド
04.19×アンタレスS 5着/7人…グランドシチー
04.13◎桜花賞 1着/1人…ハープスター
03.30×マーチS 4着/1人…エーシンゴールド
03.30△高松宮記念 3着/1人…ストレイトガール
03.29×毎日杯 5着/2人…アズマシャトル
03.29◎日経賞    1着/1人…ウインバリアシオン
03.23×阪神大賞典 4着/2人…サトノノブレス
03.23×スプリングS 6着/2人…ベルキャニオン
03.22×ファルコンS 6着/2人…ショウナンアチーヴ
03.21○フラワーC 2着/6人…パシフィックギャル
03.16×フィリーズR 8着/3人…ヤマノフェアリー
03.09◎弥生賞  1着/1人…トゥザワールド
03.08×オーシャンS12着/4人…レオンビスティー
02.23×フェブラリS 6着/5人…ワンダーアキュート
02.23×小倉大賞典  5着/2人…アロマティコ
02.16○京都記念  2着/2人…トーセンラー
02.09○きさらぎ賞  2着/1人…バンドワゴン
02.02×根岸S  4着/1人…ブライトライン
※◎1着,○2着,△3着