今回は「ふれる」からはじまります
※ふれる
●触れる…一般に広く用いられる
●振れる…揺れ動く場合、正しい方向から外れる場合に
●狂れる…常軌を逸している場合に
●抵れる…牛の角が互いに突き当たる様な激しい場合に
●嬰れる…攖に同じ
一級以上の漢字・読み方になると
牴れる…抵に同じ
觝れる…抵に同じ
攖れる…物や人の心に近づいてふれる場合に
※ほしいまま
●淫…水が何処までも滲み込んでいくさま
●縦…たてに伸び放題になるさま
●専…擅に同じ
●誕…むやみに引き延ばすさま
●宕…大袈裟に揺れるさま
●蕩…物事にしまりがなくでたらめなさま
●放…四方に伸び拡がるさま
一級以上の漢字・読み方になると
慆…成り行き任せなさま
亶…擅に同じ
恣…勝手気ままなさま
侈…有り余るさま
擅…単独で自由に処理するさま
肆…よこに伸び放題になるさま
驕…他を見下げるさま
※ほめる
●褒める…一般に広く用いられる
●誉める…特に公で言葉を以て称える場合に
●賞める…褒美を強調したい場合、感動したい場合に
●讃める…讚に同じ
●讚める…わきからほめ上げる場合に
●賛める…わきからほめ称える場合に
●美める…良い物をほめる場合に
一級以上の漢字・読み方になると
頌める…人格や功績を称える場合に
※ほり
●堀…地面に開けた穴の場合に
●掘り…地面に穴を開ける動作の場合に
●彫り…物を刻む動作の場合に
●濠…城壁の周りに巡らせ水を湛えた大きいほりの場合に
●壕…城壁の周りに巡らせた大きい空ぼりの場合に
一級以上の漢字・読み方になると
塹…防衛の為に掘ったほりの場合に
洫…城壁を囲む水を湛えたほりの場合、水田の用水路の場合に
隍…城壁を囲む空ぼりの場合に
※ほる
●掘る…地面など穴を開ける場合に
●彫る…物を刻んで形を造る場合に
一級以上の漢字・読み方になると
剞る…小刀を使ってほる場合に
塹る…鍬などを使って土を耕す場合に
鏨る…石や金属に切り込みを入れる場合に
鐫る…木材に切り込みを入れる場合に
雕る…一面に満遍無くほり付ける場合に
勒る…特に文章を石に刻み込む場合に
※まがる
●曲がる…広く一般に用いられる
●勾がる…まがって窪む場合に
●鉤がる…特に釣針の様に折れまがる場合に
●鈎がる…鉤に同じ
一級以上の漢字・読み方になると
句がる…勾に同じ
彎がる…弓の様な形にまがる場合に
弯がる…彎に同じ
枉がる…正しい位置から外れる場合に
紆がる…地形などが真っ直ぐでない場合に
枸がる…特に樹木の枝がまがる場合に
樛がる…特に樹木の枝が縺れる場合、下の方にまがって垂れる場合に
※まく
●蒔く…種を一つずつ植える場合に
●撒く…小さいものを広く散らす場合に
●播く…定着する様に植え付ける場合に
●巻く…軽くまく場合、軸を芯にしてクルクルとまき付ける場合に
●捲く…力強くぐるぐるとまき付ける場合に
一級以上の漢字・読み方になると
繃く…紐や布などピッタリとまき付ける場合に
※まける
●負ける…広く敵と争って敗れる場合に
●輸ける…特に賭け事でまけて、掛け金をすっかり持っていかれる場合に
●敗ける…特に試合でまける場合に
※まげる
●曲げる…広く一般に用いられる
一級以上の漢字・読み方になると
枉げる…正しくない意の場合に
紆げる…曲線を為す場合に
※まこと
●誠…欠け目やごまかしのない言行の場合に
●真…欠け目や嘘がない充実した状態を示す場合に
●実…内容が存在し嘘がない場合に
●信…言明や約束を何処までも押し通す場合に
●允…調和が取れて穏やかな場合に
●款…こまやかな、周到な場合に
●衷…心の中を表す場合に
●諦…全体を取り纏めて見通した真相の場合に
●惇…どっしりと落ち着いていて、人柄にあつみがある場合に
●諒…明白な、偽りのない場合に
一級以上の漢字・読み方になると
孚…情けの厚い場合に
忱…奥深い心の底の気持ちを表す場合に
恂…行き届いた心の場合に
悃…一途な気持ち、生真面目さを表す場合に
愨…義理堅い場合に
※まずしい
●貧しい…収入が少なく毎日の暮らしが苦しい場合、質や量、内容が乏しい場合に
●寒しい…物が乏しくて辛い場合に
一級以上の漢字・読み方になると
窶しい…まともな生活が出来ない程財力が無い場合に
※まぜる
●混ぜる…異質な物を分離できない様に合わせる場合に
●交ぜる…相互に関係し合いながら互いに自立を保っている場合に
●雑ぜる…色々な物が一緒になる場合に
●攪ぜる…X型に交差させてまぜる場合に
●撹ぜる…攪に同じ
●剤ぜる…特に薬を調合する場合に
一級以上の漢字・読み方になると
雜ぜる…雑に同じ
襍ぜる…雑に同じ