りさぽんの学パロです!(長編)
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理佐side
志「は!家まで送った?!」
理「ちょ、声でかいから」
志「大丈夫だよ誰も来ないから」
朝から愛佳を屋上に呼び出して昨日の報告をした。
志「理佐ってそんな積極的だったっけ?!」
理「自分でもあんまよく覚えてない」
志「なに覚えてないって!」
理「なんかその場のノリで言ったみたいな、」
志「ノリでそんなこと言える?!」
理「帰り頭真っ白で何話したか分かんない」
志「なんだそれ可愛いかよ」
もう自分で自分がよく分からない。
私はこんな人じゃなかったはずなのに。
ただ由依が私を待っていてくれたことがすっごく嬉しかった。
由依は申し訳ないからという優しさで待ってくれていただけってことはよくわかってる。
それでも、私の為に待っていてくれたことが嬉しかった。
志「そろそろ由依の方も脈アリとかなんじゃないの?」
理「え~分かんない、そうだといいけど」
志「しょうがない、私が見ててやるよ」
気づいたら愛佳と由依は距離が近くなっていて、普通に由依なんて呼んじゃって、なんでか分からないけどちょっとモヤッとしていた。
私は由依って名前呼ぶだけでもドキドキして、
由依を前にすると上手く言葉も出てこなくて、
一緒に帰ろうなんて言い出した自分を後から恨んだっていうのに。
まあ、あの勇気は褒め讃えたいけどね。
理「え、いいよ、あんま見ないで」
志「えなに、嫉妬?笑」
理「っ、なわけ、」
志「素直じゃないな~」
理「そういう愛佳も頑張れよ」
志「え?」
理「ぺーちゃん。早く告れよ」
志「あ、今日学校終わったら言う~」
理「え?!そんな軽いもん?」
愛佳が完全に楽しんできてるから、仕返ししてやろうと思って言ったのに、さらに余裕そうな答えが返ってきてムカつく。
志「だってー、ぺーも私のこと大好きだから」
聞いて損した。
理「惚気かよ」
志「はは、このまま一限目サボろ~」
理「ん、そうしよ」
どうせもう一限目始まってるし、二限目から授業に行くことにした。
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