りさぽんの学パロです!(長編)



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由依side



理佐には手伝わなくていいって言われたけど、せめてはと思って、理佐が仕事を終えるまで教室で待つことにした。



スマホで音楽を聴きながら待っていると、教室のドアが開いた。



理「え?由依?」



由「あ!理佐、お疲れ様」



理「なんでいるの?」



由「理佐の事待ってた」



理「そんなのいいのに、、」



由「やっぱ私のせいだからさ、申し訳なくて」



理「由依は優しいね」



~、やっぱり由依呼び慣れない。



いちいち心臓がうるさいのはなんで?



緊張してるのかな?



由「あれ?理佐今日部活は?」



この前みぃちゃんに聞いた。



理佐はバレー部で、とっても強いらしい。



学校生活はまああんな感じだけど、部活だけはすごく頑張ってるって。



理「あ~今日はオフ。澤部今日オフって知ってて頼んでくるからウザイよな~



せっかくのオフにこんな時間とって申し訳ないとおもって、慌てて帰る準備をする。



理「ねえ、待っててくれたお礼にさ、家まで送らせてくれない?」



由「え?!」



びっくりして思わず帰り支度の手を止めた。



理佐ってこんな優しかったっけ?



本当に私が怖がってた理佐?



由「いいよそんなの!本当に申し訳ないから!」



理「ううん、私が送りたいの」



理佐の押しに負けた私は、理佐に送ってもらうことになった。



私は家が結構近いから歩いて来てるけど、理佐は自転車通学らしく、自転車をひいて隣を歩いてくれた。



由「そういえば愛佳は?一緒に帰らないの?」



理「なんか最近ペーちゃんといい感じらしいから邪魔しちゃ悪いなーって思って2人で帰らせた」



由「ペーちゃん?」



理「あー、土生ちゃんと同じクラスの子、あいつらそろそろくっつきそうだからさ」



由「そうなんだ」



理佐と一緒にいると、どこか心地よくて、楽しくて、あっという間に家に着いてしまった。



由「あ、家ここ!」



理「結構近かったね」



由「本当にありがとうね!」



理「ん」



さっきよりちょっとクールに戻ってしまった理佐は、少し強がっているように見えた。



理「じゃあまた明日」



由「うん!ありがとう」



今まで近寄りがたいと思っていた理佐とたくさん話すことができて、少し仲良くなれたような気がした。



私はそれがすごく嬉しかった。



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