志田理佐のリアパロです!
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あの時私たちはきっと両思いだった。
だけどお互いに、今の関係が壊れるのが怖くて、その気持ちを伝えることは無かった。
愛佳が卒業する日、絶対伝えなきゃ後悔するって思って、このまま会えなくなるのは嫌だって思って、思い切って伝えた。
理「愛佳、私愛佳が好き。」
愛佳は一瞬驚いて、それから嬉しそうに笑った。
志「嬉しい、私も理佐が好きだよ。」
理「じゃあ、」
志「ごめん、付き合うのはできない」
理「、、なんで?」
志「理佐の邪魔したくないんだ、理佐頑張ってるから。」
理「そんなの愛佳だって一緒じゃん!」
志「うん、でも、今はごめん。」
理「、、、。」
涙が出そうになったのを、何とか堪えた。
志「もし2年後、まだお互い好きだったら、また会おう?」
だめかな?そう言って俯く私の顔を覗き込む。
そういうとこが好きなんだよ。
いつも優しい顔で私を見つめるから、だめなんて言えなくて、
理「、わかった。」
そう言うしかなかった。
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今日は2020年11月16日。
愛佳が卒業してから今日で2年。
クリスマスムードになりつつある町を一人歩いていた。
愛佳が卒業してから、ああ、私ってこんなに愛佳が好きだったんだなとか、愛佳に依存してたのかなとか、
初めて知る自分の感情に頭が追いつかなくて、突然涙が出ることがあった。
その度、いつもなら隣で愛佳が笑ってくれるのにって悲しくなった。
でも時が経って、私も少し大人になって、愛佳の卒業を受け入れられてからは、私も頑張らなきゃって、今までより頑張れるようになった。
気づけば、いつだったか愛佳と2人でみたイルミネーションのある公園にたどり着いていた。
理「さっむ、、」
とりあえずベンチに座った。
期待してるわけじゃない、愛佳が来るなんて。
2年前の約束なんて、彼女が覚えてるわけない、、。
だけど何故か体が勝手に動いてた。それだけ。
理「何してるんだろ私、、」
もう帰ろう、そう思って立ち上がった。
その時だった。
「理佐」
聞き覚えのある声で呼ばれた私の名前。
すぐに分かる、私の大好きな声。
理「なん、で、?」
目の前に、愛佳が立っていた。
志「ここに来れば、会えるかなって思って」
理「愛佳っ!」
私は愛佳に抱きついた。
志「迎えに来たよ」
久しぶりに愛佳の香りに包まれて、涙が止まらなかった。
志「待たせてごめん」
理「ほんとにおっそい」
志「まだ、間に合う?」
理「ずっと好きだったよばーか」
志「よかった」
私を抱きしめる愛佳の腕の力が少し強くなった。
理「来ないと思ってた」
志「じゃあなんでこんなとこいたの?」
理「ちょっと期待してた、」
志「ふふ、かわい、」
愛佳の方が可愛いよ、そう言ったら分かりやすく照れる愛佳が愛おしくて。
理「もう絶対離れないから」
志「当たり前じゃん、離さないし。」
愛佳は私の顔を両手で挟んで、涙を親指で拭ってくれた。
"ずっと一緒にいられますように"
冬の夜空の下でそう願いを込めて、
愛佳の唇に一つキスを落とした。
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読んでいただきありがとうございます!
2年っていうのに特に深い意味はないです!笑笑
志田理佐も大好きなんですよね、、