志田理佐のリアパロです!




✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼




あの時私たちはきっと両思いだった。



だけどお互いに、今の関係が壊れるのが怖くて、その気持ちを伝えることは無かった。



愛佳が卒業する日、絶対伝えなきゃ後悔するって思って、このまま会えなくなるのは嫌だって思って、思い切って伝えた。




理「愛佳、私愛佳が好き。」



愛佳は一瞬驚いて、それから嬉しそうに笑った。



志「嬉しい、私も理佐が好きだよ。」



理「じゃあ、」



志「ごめん、付き合うのはできない」



理「、、なんで?」



志「理佐の邪魔したくないんだ、理佐頑張ってるから。」



理「そんなの愛佳だって一緒じゃん!」



志「うん、でも、今はごめん。」



理「、、、。」




涙が出そうになったのを、何とか堪えた。




志「もし2年後、まだお互い好きだったら、また会おう?」




だめかな?そう言って俯く私の顔を覗き込む。



そういうとこが好きなんだよ。



いつも優しい顔で私を見つめるから、だめなんて言えなくて、




理「、わかった。」




そう言うしかなかった。




••┈┈┈┈••••┈┈┈┈••




今日は20201116日。



愛佳が卒業してから今日で2年。



クリスマスムードになりつつある町を一人歩いていた。




愛佳が卒業してから、ああ、私ってこんなに愛佳が好きだったんだなとか、愛佳に依存してたのかなとか、



初めて知る自分の感情に頭が追いつかなくて、突然涙が出ることがあった。



その度、いつもなら隣で愛佳が笑ってくれるのにって悲しくなった。



も時が経って、私も少し大人になって、愛佳の卒業を受け入れられてからは、私も頑張らなきゃって、今までより頑張れるようになった。




気づけば、いつだったか愛佳と2人でみたイルミネーションのある公園にたどり着いていた。




理「さっむ、、」




とりあえずベンチに座った。



期待してるわけじゃない、愛佳が来るなんて。



2年前の約束なんて、彼女が覚えてるわけない、、。



だけど何故か体が勝手に動いてた。それだけ。




理「何してるんだろ私、、」




もう帰ろう、そう思って立ち上がった。



その時だった。




「理佐」




聞き覚えのある声で呼ばれた私の名前。



すぐに分かる、私の大好きな声。




理「なん、で、?」




目の前に、愛佳が立っていた。




志「ここに来れば、会えるかなって思って」



理「愛佳っ!」




私は愛佳に抱きついた。




志「迎えに来たよ」




久しぶりに愛佳の香りに包まれて、涙が止まらなかった。




志「待たせてごめん」



理「ほんとにおっそい」



志「まだ、間に合う?」



理「ずっと好きだったよばーか」



志「よかった」




私を抱きしめる愛佳の腕の力が少し強くなった。




理「来ないと思ってた」



志「じゃあなんでこんなとこいたの?」



理「ちょっと期待してた、」



志「ふふ、かわい、」




愛佳の方が可愛いよ、そう言ったら分かりやすく照れる愛佳が愛おしくて。




理「もう絶対離れないから」



志「当たり前じゃん、離さないし。」




愛佳は私の顔を両手で挟んで、涙を親指で拭ってくれた。



"ずっと一緒にいられますように"



冬の夜空の下でそう願いを込めて、



愛佳の唇に一つキスを落とした。




✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼




読んでいただきありがとうございます!



2年っていうのに特に深い意味はないです!笑笑



志田理佐も大好きなんですよね、、