あゃめぃちゃんのリアパロです!


両想いなのに気づいてなくてお互い片想いしてるお話です。




✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


東村side




彩「同い歳だよね!仲良くしようね!」




人見知りの芽依に、突然テンション高めで話しかけてきた彩は、芽依にはとてもキラキラ輝いて見えた。




芽「う、うん。」




その日から彩は、いつも芽依のそばにいてくれた。友達というよりお姉ちゃんみたいな、芽依にとって、とっても大切な存在になっていった。



芽依が番組で話せない時は、代わりに話してくれた。

芽依が泣いていたら、顔を覗き込んで笑ってくれた。

休みの日は芽依を連れ出して遊んでくれた。



彩と出会って数年が経って、芽依は周りから、「明るくなったね」と言われることが多くなった。



番組でも話せるようになった。



他のメンバーとも仲良くなって、休日に遊びに行くことも多くなった。



全部全部彩のおかげ。



なかなか他人に心を開けない芽依が、初めて本当に心を開けたのは彩だったかもしれない。



雑誌の取材などでも、あゃめぃちゃんコンビとして取り上げてもらうことも増えた。



気づけば私達は、親友だった。




芽「ねえ彩」



彩「なにー?」



芽「なんであの時、芽依に声掛けてくれたん?」



彩「えー、好きだったからかなー」



芽「会ったばっかで好きとかないやろ笑」



彩「だって芽依、ちっちゃくてかわいいんだもん」



芽「いじってるやーん!」




彩にとって芽依はきっとただの親友。



でも、芽依の中では違う。



ちょっとおせっかいで、ほんとはすっごく寂しがり屋で、怖がりなくせに、すぐ強がる。人懐っこくて、いっつもニコニコしてて、笑顔が世界一可愛い人。



彩のことが、好きになってた。



彩が言う、好きとは、違う好き。



だけど芽衣は自分が思ってたよりすごく臆病で。



今の関係が壊れるのが怖くて、芽衣の隣から彩が居なくなってしまうのが怖くて、



どうしても、想いを伝えるなんて出来なかった。




••┈┈┈┈••••┈┈┈┈••


高本side



私が芽衣を好きになったのは、芽衣と初めて出会った日。



一目惚れだった。



ちっちゃくて、かわいくて、何だこの生物は!って思ったのを覚えてる。



すっごくドキドキしながら勢いに任せて話しかけてみたけど、反応は薄くて、



それが逆に私に火をつけて、それから毎日のように芽衣に話しかけた。



そのうち心を開いてくれるようになって、一緒に居ることも多くなって、



芽衣のことを知る度、もっともっと、芽衣のことが大好きになっていった。



芽「いつも彩に頼ってばっかでごめんな。頼りないけど、芽衣のことも頼ってええんやで。」



私が辛い時や泣いている時、いつも傍にいて、優しい声をかけてくれた。



芽衣の存在に私は何度助けられただろうか。



芽衣が思ってるよりずっと、私は芽衣のこと頼りにしてるよ。




芽「なんであの時、芽衣に声掛けてくれたん?」




楽屋で隣に座っていた芽衣が突然そんなことを聞いてきた。




彩「えー、好きだったからかなー」




私は素直に答えたけど、




芽「会ったばっかで好きとかないやろ笑」




笑ってスルーされてしまった。



そりゃそうだよね。



芽衣は私の事、親友としか見てないだろうし、きっと私の想いも、全然届いてない。



結構アピールしてるつもりなんだけどなー、、。




彩「だって芽依、ちっちゃくてかわいいんだもん」




また笑って誤魔化してしまった。



芽衣との関係が壊れるのが怖い。



だからいつも、こうやって逃げ出してしまうんだ。



私は臆病だから。



いつか芽衣が気づいてくれることを信じて、待ってることしか出来ないんだ。




••┈┈┈┈••••┈┈┈┈••




史「ねえあの二人はいつになったらくっつくの!」



久「ほんっとだよね!?どっからどう見ても両思いなのに!」



史「もう私たち恋のキューピットになっちゃった方がいいんじゃない?!」



久「確かに!強引にくっつけちゃおうよ!」




楽屋の端っこでニヤニヤ会議中のきくとしでした。




✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼




読んでいただきありがとうございます!



片想いのまま終わらせちゃってごめんなさい🙇‍♀️



あゃめぃちゃんはカップルというより双子の方が似合うかなあ、、?