人材紹介事業を展開する中で、今までいくつかのエージェントに在籍してきましたが、
転職者の方々から良く出てくる言葉。
・35歳を前に・・・・
・40歳を前に・・・・
・もう遅いかもしれませんが・・・・
・キャリアの集大成として・・・・
これらの言葉を良く耳にします。
そのたびに、私は
『○歳だから。や○歳なのに。は特にありません。その企業の中でどのような立ち位置でどのような仕事をするか?年齢が上がるごとに、企業の求人自体が減るのでは無く、その企業があなたに求める知見・知識のハードルが高くなることで求人が少なく見えるだけです。』
とお伝えしています。
現に、私が直近でご支援させて頂いている方々は50~60歳の方々が多くなってきており、
○歳だからといって転職が不可能な訳ではありません。
ただし、1点間違えてはいけないこと。
何でもかんでも転職ができるというニュアンスでは無く、ここまで培ってきた【知識・知見】を
フルに発揮できるフィールドだからこそ出会えるのだと私は感じています。
希に、未経験だけれどもチャレンジしたい!この分野は昔から興味があって・・・・。
とおっしゃられる方もいます。それも良い選択ですし、是非チャレンジする姿勢でいて欲しいと
思います。
ただ、こういったケースでは年収は現状維持以上のままで未経験から・・・という方が多いのも事実です。
企業はなぜ、あなたを採用するのでしょうか?どうして給与を払うのでしょうか?
この部分を逆によく考える必要があると思います。
最近素敵な方とお会いするきっかけがありました。60代の方です。
お勤めになられていたのは、超一流企業。そして、その方自身も年々キャリアアップ・ステップアップをされていました。また、今も尚、技術スキルを高めるために資格取得をされています。
今回の転職活動に至るまでの苦労話を伺いましたが、その方自身は市場から必要とされていないのだろう・・・・や年齢が・・・という視点で早期リタイアをしてアルバイトをされていたのです。
今回縁あって素敵な企業との巡り会いを創出できましたが、探している方は探し続けるが
どうしても見つからず根負けしてしまい生活のために仕事を選ばれます。
企業は有能な知見・知識を持った方々を捜し当てられていません。唯一の手法がハローワークとなってしまっている現状があるのだと思います。
私は知見・知識を持たれてい方ほど大切にすべきであると思っていますし、これから企業を支えて行くであろう若手の育成に手をさしのべてくれる『プロ』だと思っています。
もっともっと年齢に関係なく企業は知見知識をフルに発揮できるフィールドを展開すべきですね。
そして、転職者の方々はしっかりと自分自身が培ってきた知見知識を棚卸しして、どういった
業種・業界であればそれらが活かせるのかを考え抜くこと。自己研磨し続けることがとても大切だと思わせてくれる機会でした。
若手であろうとご経験が豊富な方々であろうと自分にどれだけの武器(知見知識)を作るか。
これからも至上命題です。
出会いの場を提供できるエージェントであり続けたいと思い日々社員共々邁進して参ります。