創刊男 | HardReggaeCafe@Ameblo.jp

創刊男

リクルートの人が書いた本はこれで3冊目(リクルートのDNA、HotPepperミラクルストーリー)
になるのだけど、必ず読後感は目の覚めるような感動を覚えます。

この本自体は古いのだけど、なかなか読む機会がなくてライバルメディアXY
の立ち上げストーリーに触れないままここまで来ていました。

倉田さんのような仕事のやり方はなかなか難しいと思うけど
リクルートがいいところは一度任せたら芽が出るまで根気強く
育て上げるところといえるでしょう。

じゃらんも構想から6年。エイビーロードだってとらばーゆだって簡単には
立ち上がっていない。リクルート事件前は事業プランの決裁はすべて社長の
鶴の一声だったために説き伏せるためにあの手この手を使っていたとか。

立ち上げに欠かせないのは「算数」と「国語」。
言い換えると「市場調査」と「マーケティング」だそうですが、倉田さんの定義は
市場調査・・・昨日までの人の行動を数字で知ること
マーケティング・・・明日からの人の気持ちを言葉で知ること
だそうです。特に人の気持ちをするために知り合いから苦手な人・嫌いな人まで
広くヒアリングするそうです。

1.人の気持ちをすること(ヒアリング)
2.それを言葉にすること(市場の課題抽出)
3.言葉をカタチにすること(商品への反映)
4.出来たカタチを再び言葉で人の気持ちに訴えること(営業・流通・宣伝・広報)

2.3.4.は誰でもやることだけど1.は特に重要ということです。
ヒアリングする際にはいくつも「不」という言葉を集めることを徹底する。

「あそこの店はおいしいのだけどサービスが良くない」
「シャンプーとかマッサージいらないから床屋の料金安くしてほしい」
とらばーゆ誕生の発端は
「給料が安い」「大きい仕事は男性に任される」
「課長もひどいことを言う」「事務職は嫌だ」
といった当時のOLの不満から。

もちろん「事実」と「気持ち」は選別しないといけないがここに
重要なヒントが隠されているのだそうです。

当社も年に1度くらいはユーザヒアリングなどやっておりますが、
まだまだ深堀できそうです。自分もユーザの気持ちにもっと近づけるよう
機会を増やさねば。

BookOffで400円で買った本から十分元が取れるくらい知見を吸収しましたよ。

創刊男の仕事術
日本経済新聞社