人を動かす人になれ | HardReggaeCafe@Ameblo.jp

人を動かす人になれ

「人を動かす人」になれ!―すぐやる、必ずやる、出来るまでやる/永守 重信
¥1,400
Amazon.co.jp

久々に会社の課題図書です。うちの上司がなぜこれを読ませたかったのかを
読みながらいろいろ考えました。

この本、会社でミドルマネージメント層が集まるリーダー会議で
全員に出された課題です。日本電産の永守社長の本です。

本自体は非常に読みやすく真剣に読めば1時間ほどで全部読めそうです。

あらゆるシーンでリーダーのあるべき姿をわかりやすい事例を
引き合いにして説明しています。
その中で気になる個所をちょっとピックアップ。

○ 一番以外はビリと同じ
これはいろんな人が同じことをいいますが、一番になるということは
本当に難しい。だからといって負け犬根性を出しているのはもっと最悪。

「私は一番以外が嫌いだったから一番だった」的な話は私自身が
一番嫌いなコメントです。それは単なる自慢にすぎません。
裏返すと自分のコンプレックスとも言えますが、私も中学生の時は
クラスで学業成績で一番だったり、会社の入社試験で成績一番だったり
したこともあったので「一番」の価値がわからないわけではありません。

この話が本の冒頭のストーリーですが、永守社長の本当に言いたいことは
一番でない人を駄目だと言っているのではなくチームで一番を勝ち取るために
一人一人を一流の人材になってほしいという熱いメッセージだったりするのです。

○人望を得るために必要な5つの条件
1.ギブアップしない
2.陰で悪口を言わない
3.ごまかさない
4.理詰めで人を追い込んでいかない
5.休まない

これは同意。ただしケースバイケース。理屈でものをいう人には
時には理屈で説き伏せる必要あり。
休む時もある程度やりきった後に迷惑をかけないように
みんなに任せるという方法で休みを取るということも必要。

基本的になかなかできないということを実践して見せて
周りが自分をリーダーとみなすという趣旨と言えるでしょう。

○周囲に反対されるほどのことを実現させてはじめて人がついてくる
私にとっての課題。それは安易に迎合してあとから文句を言いたくなるクセ。
それぐらいなら思い切って信じた道を突き進む。その時はNOといわれても
あとから別の形でねじ込む。

結果的に意味のあることをなしえたときに信頼できる人と思えるのでは?
ということです。

たとえばある事業を創造しプランを披露した時に実現すれば儲かりそうだが
いろんなリスクや手間が考えられるというシチュエーションがあるとしましょう。
そこで撤退してしまうことはよくあります。でもそこからが真骨頂でしょう。
ECナビもエニグモもそうやって結果を出し、尊敬されるカリスマを
生み出しています。


○大勢の部下を前に話すときはテーマを一つか二つに絞り込め
これって意外といっぺんに話を詰め込んでしまうということはありますね。
言いたいことをまとめる訓練になるので、テーマを絞り込むという
意識づけは重要です。

○人に動かされるのがうまい人は人を動かすのがうまい
これってどうなんでしょう?
自分のケースと考えるとまだまだ足りないことありますね。
このくらいのことは言わなくてもわかるだろうという気持ちがつい出てしまう
自分にとって相手の気持ちを察する力はまだまだ課題です。

○「3倍の法則」が女性を動かす
学生の時バイトでマネージャーをやっていましたが、このときの社員から
言われたことは、女性を使うということは相手に恋愛するくらいの勢いで
接しろということ。意味を取り違えると危険な話ですが、ニュアンスは
これに近いです。
指示、注意を与える、訴え事を聞く場合3倍の時間をかけるという
これもなかなかできない話。
それだけかける時間がどこにある?作るしかないでしょう。

逆にそりゃごもっともという感じでそれほど響かなかった話の例。
○いろいろな年齢層の社員と話せ

○残業する人よりも早く出社する人を重視する

○部下はたったこれぐらいのことに感動する

○権限委譲と責任委譲を勘違いしない

さて、ハイライト。これを読んでどう感じるか。

「魅力とは人をひきつける力の事。魅力があるリーダーは、
部下もひきつけ、導くことができる。そういう意味では、
魅力がある人に見られることは非常に良いことだと思う。
しかし、意識して魅力をつくる必要があるだろうか。
先ずは自分しかできない本当の自分の評価を向上させることが
大切で、魅力はその結果としてオーラのように体に帯びてくる
ものなのだと思う。」

「わたしは苦労こそ財産だと考えているが、この理由は
苦労には後で有形無形の大きな利子がついてくると実感しているからだ。
完成した製品そのもの、そして技術力がカタチある利子の代表である。
しかし、それよりも情熱、熱意、執念さえ持続することができれば、
不可能も可能にすることができるという自信と信念、
こうした無形の利子を得たことの方がはるかに大きな価値があった。」

多くの先人も言ってますが、あえて難しい道を取れということでしょう。
きっとそれは自分にとって大きな財産になるんだという矜持なんですね。