アルケミスト | HardReggaeCafe@Ameblo.jp

アルケミスト

雑誌「BRUTUS」のちょっと前の企画に読書計画2008という
のがあります。
ここには高城剛、太田光、池澤夏樹、町田康、中川翔子
など錚々たる顔ぶれがオススメの書籍を紹介してます。
皆さんそれぞれ自身の関心分野から関連した書籍の紹介を
しているのでそもそもその人に興味がないと読まないだろう
という類も多く含まれています。

そんな中で小山薫堂のコラム「本嫌い」はさすが放送作家
と唸らせるほどうまく逆説的にオススメ書籍を紹介していて
ちょっと引っかかるものがありました。
そこで紹介していたのが「アルケミスト」という本です。

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)/パウロ コエーリョ
¥580
Amazon.co.jp


羊飼いの少年が自分の夢の話を占い師にしたことからピラミッドに
行って宝求めて旅をすることになるというストーリーは、
夢を追って生きる人間そのものの姿です。元々ブラジルかポルトガル
の文学ということですが、結構な人気小説であったというのも
うなずけます。宝石商やアルケミストの本来の意味である錬金術師と
の出会いによって成長する姿や、少年が宝探しに本気で取り組めば
世の中すべてが彼に協力するというのは、これを読む人々に
勇気を与えてきたのではないかと思います。
私も単純だけど大いに感銘を受けました。

「すべては書かれている」という教示の「マクトゥープ」
という言葉がこの本の象徴的な言葉として書かれていますが
もしかしたら自分の運命も大きな力によって既に決定されて
いるのかなという気持ちになります。

主人公は「少年」としか書かれていないので、読み手が
感情移入しやすいように書かれているのも読みやすさの
ポイントでしょう。

薫堂氏ならずともオススメの書といえますね。
自分が何かに迷っている方に薦めたい一冊です。