手術日が正式に決まってしまってからは毎日、とにかく不安で怖くて仕方がありませんでした。
仕事は続けているので忙しさもあり大分気が紛れてはいましたが毎日過ぎていくのがあっという間で、手術日が1日ずつ近付いてきてしまう度に今日という日が永遠に続いてくれないだろうか、などと考えてはクヨクヨしてばかりでした。

主治医の先生は
<手術そのものは大したことない。大丈夫。暫くはかなり辛いかもしれないけれど翌日以降はスタスタと歩けるようになるおばあちゃんもいたくらいだから。>
と笑顔で説明してくださったし…

入院時や患者会で知り合った、同じく全摘出手術を経験した方々は
<思っていたほど痛くなかったよ。胸なんて、たかが脂肪。内臓をえぐり取られるわけじゃないんだから。麻酔ですぐに眠ってしまうし、あっという間に終わるから大丈夫よ。手術より抗がん剤の方が辛かったわよ。髪の毛が抜けてしまうのが一番、何より辛かった>

などと皆、口を揃えるように言っていたし…。

全身麻酔での手術が未経験の私は、麻酔そのものが怖かったのです。髪の毛なんて、全て抜けてしまった今はどうだっていい。
全摘出手術を受けなければいけないのは半年以上前からわかっていた事だけれど、麻酔から覚めた後の痛み、喪失感や傷痕を想像するだけでも誰か助けて…と恐怖感でいっぱいになり、気が狂ってしまいそうでした。