春は暖かくなり過ごしやすいですが、「体が重い」「だるい」と感じませんか?
この春特有の重だるさには、いくつかの原因が考えられます。
【原因1】自律神経の乱れ
春は寒暖差が激しく、日によって気温が変化しやすい時期です。また、新生活や環境の変化によるストレスが加わることで、
自律神経が乱れやすくなります。
こうしたころころ変わる変化についていけず重だるさが生じます。
■ 改善に役立つ食材
自律神経を整えるには、ビタミンB群やマグネシウムが効果的です。これらは神経の働きをサポートし、ストレス緩和にも役立ちます。
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ビタミンB群:豚肉、納豆、卵、雑穀米
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マグネシウム:青さ、大豆製品、ナッツ、ほうれん草
【原因2】鉄分不足
春のだるさは、鉄分不足による酸素供給の低下が原因の場合もあります。
暖かくなり、血管が広がると血液中の酸素を運ぶ赤血球がたらなくなるかもしれません。
鉄は血液中の赤血球を構成し、全身に酸素を運ぶ役割を担っています。鉄分が不足すると、体が酸素不足になり、だるさや疲労感が生じます。
■ 改善に役立つ食材
鉄分は ヘム鉄(動物性) と 非ヘム鉄(植物性) に分けられますが、吸収率の高いヘム鉄を積極的に摂ることがおすすめです。
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ヘム鉄:赤身の肉(牛・豚・鶏)、レバー、カツオ
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非ヘム鉄:小松菜、ほうれん草、大豆製品、ひじき
また、鉄分は ビタミンC や たんぱく質 と一緒に摂取すると吸収率がアップします。
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ビタミンC:菜花、ピーマン、ブロッコリー、キウイ
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たんぱく質:卵、鶏ささみ、豆腐
たとえば、「小松菜と鶏ささみのサラダ」「赤身肉とパプリカの炒め物」などの組み合わせがおすすめです。
【原因3】花粉症による不調
花粉症の人は鼻詰まりやくしゃみによる睡眠不足でだるさを感じやすくなります。また、花粉による炎症で免疫バランスが乱れ、全身の倦怠感を引き起こすこともあります。
■ 改善に役立つ食材
花粉症対策には、腸内環境を整える食材が効果的です。腸内細菌は免疫機能と密接に関わっており、腸内環境が良好だとアレルギー症状が緩和される場合があります。
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乳酸菌:ヨーグルト、キムチ、ぬか漬け
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食物繊維:ごぼう、玄米、海藻類
腸内環境を整えることで、花粉症によるだるさの軽減が期待できます。
【原因4】冬に溜め込んだ老廃物
冬は気温が低いため、代謝が下がりやすくなります。その結果、体内に老廃物や余分な水分が溜まりやすくなります。春になると気温の上昇とともに代謝が活発になりますが、うまく排出できないと体が重だるく感じます。
■ 改善に役立つ食材
体内の余分な水分や老廃物を排出するには、カリウムやクエン酸を含む食材が効果的です。
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カリウム:バナナ、アボカド、きゅうり
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クエン酸:レモン、梅干し、酢
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デトックス食材:ブロッコリスプラウト、菜花、玉ねぎ、にら、にんにく、春菊、ふきのとう、タウリンを含む魚介類
カリウムは体内の水分バランスを整え、むくみを軽減します。クエン酸は疲労回復や代謝促進に役立ちます。
デトックス食材は肝臓での解毒をサポートします。
軽い体操やウオーキングもおすすめです。汗で老配物が出ていきますよ。
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昨日は頭痛にいいお食事を紹介しましたが、
ポイントは
① 血流を良くする「ビタミンE」
② 神経を安定させる「マグネシウム」
③ 自律神経を整える「ビタミンB群」
④ 春特有の「気血の上昇」を抑える酸味と苦味の食材
でした。
4つに加えて重だるいと感じる方は鉄分も意識してみてくださいね。鉄分はメンタルにも影響を及ぼしますので、重だるいと感じるうちにお食事を気をつけて下さいね。
最後までお読みくださりありがとうございます。
今日も元気でいられますように!