②の続きです。

長田「今日で、ひきこもりとさいならや!」

出たーーーーーー!!

長田の名言!

長田「もう逃げんぞ!ひきこもってしまうから!なぁ?話していること…etc」

 

長田「ズボン…etc」

 

”ひきこもりとさいならや“少年の目が長田の言葉に反応した。好き好んで1年半も自分の部屋にひきこもる者などいないはずだ。
彼もまた、部屋を出る糸口を探していたに違いない。長田はひきこもりを受け入れる全寮制の教室を持っている。父親はしばらくの間息子をその寮に預けようと決めていた。少年は従順だった。だが、一度も父親と視線を合わせようとしない。たとえひきこもることをやめても共に暮らしていると親にも子にも甘えが出る。
長田「荷物ください。」
長田は親もまた成長することを望んでいた。
和也の父「よう頑張ってこいよ!」
少年は歯を食いしばり何かに耐えているようだった。別れの言葉を一つも口にすることなく息子は父親の元を去って行った。
少年を外の世界に連れ出すことは出来ても縺れた糸を解きほぐすには時間がかかる。もう一度、我が子に無邪気だった頃の笑顔が戻るのか…?父親には新たな不安と闘う毎日が待っていた。
和也の父「息子にだけ辛い思いをさせるわけにはいかないから、自分もこれから頑張らなきゃいけないと思いますね。」
父親の唯一いいこと言う場面だ!
 
この部屋で一人もがき苦しんでいた少年。ガラス細工のようなその心が温もり帯びてしなやかさを取り戻す瞬間にナレーター達は立ち会うことになった。
ひきこもりなど心に問題を抱えた者が入れる長田の寮では現在30名余りが生活している。彼らはここで学力をつけ衰えていた体力を取り戻す。何より大切なことは規則的な生活だった。早ければ1年で家に帰れる者もいる。あの少年が寮に着いたのは午後9時過ぎ。
長田「はい。ここで待ってようね。全部教えてくれるからな。はい。はい。はい。はい。」
付き添ってきた長田に家で見せた厳しさは消えている。
長田「じゃあ、案内してください。」
健二「はい。」
しかし少年はほとんど言葉を発しようとはしなかった。ここが少年の新しい家。
長田「はい。新人。よろしく〜。はい、じゃあ、全部やってください。」
健二「はい。」
長田塾の生徒①「21歳です。この寮に来てわからないことがあると思いますけど、みんな似たような境遇なのでまぁ気さくにやっていきましょう。はい。よろしくお願いします。」
和也「よろしくお願いします(小声でボソッと)」
長田塾の生徒②「私はここに来て結構経つんで。同い年って聞いているんですけどまぁ仲良くやっていきましょう。よろしくお願いします。」
和也「よろしくお願いします(小声でボソッと)」
生活指導は寮の先輩が受け持つ。いずれも不登校やひきこもりの経験者。同じ境遇にいた者同士ならば閉ざされた心の扉も開きやすくなると言う。
隆宏「これでオークションに出品…etc」
長田の長男、隆宏さんが、寮の責任者を務めていた。
今は長田寮の跡地の「有限会社 Project-t」の代表者さんですね。
このほか学習指導には専門の教員も加わっている。
寮の起床時間は毎朝6時。それまでの乱れた生活は通用しない。
同い年(学年的には和也より1つ上の可能性もあり)の指導係が少年の相談相手となった。
健二「指導係を務めさせてもらいます。よろしくお願いします。」
この寮に来て既に一年になると言う指導係。彼もまたひきこもりの経験者だった。温かいご飯と味噌汁に納豆。簡素ながら父親の留守中に冷蔵庫の食事を食べていた少年にとって久々の朝食らしい朝食だった。不規則な生活を繰り返してきた少年が朝早くからちゃんと食事ができるだろうか。そんな不安をよそに少年はゆっくりと箸を口に運び続ける。