こんにちは。puffです。
今朝は外気が寒いくらいだったのに、11時ごろから日差しが強くなって、お昼の頃にはちょっとした初夏の雰囲気。
ですが、風は秋のそれですよね。
過ごしやすくなりますように。
実は、病後が良くない。重症じゃないと思っていても、なんだか自分の体がいつまで経っても模糊としていてイラつく。
例えば、鼻が全く効かない、というけれど、日によって、時間によってまばらである。
昨日は身体が物凄くだるくて、特に下肢が引き摺るようで辛かった。が、今日は爽快。だけど頭が痛い。右眼の上辺が時折り痛む。夜が辛くて寝てしまう…
後は感覚や記憶の齟齬がやるせない。病気中、病後と、いつもできていた料理の段取りが全く崩れてしまい、それが格段に良くなってきたと喜んでいたら、今日は微妙になっていた。どこをどうのと説明しろと言われたら、なんとなくできていない、この一言に尽きる。
調味料を入れ忘れたりはない。買い物が分からなくなることもない、これには安心しているけれども、いつもの自分の調子じゃないのは十分わかるというこの曖昧さ…。嫌な舌味、ご飯の中に石を噛み当てたような感じ。
でも、こうした日常を味わうとすれば…、というか、悲観はやめて良いほうに目を向けようとするならば、またちょっと違う風景が見えてくる。
この記憶や感覚というものに夢が直結するかは分からないけれども、病気後からしょっちゅう夢を見るようになった。鮮明なものから靄がかった、失ったもの全部を含めて、ほぼ日課のように見ている。
深く眠ったという実感はあるのだし、寝不足も今のところ無いので、この点では安堵している。
眠れない、寝苦しい、は無い。これも良かったことの一つかもしれない。
さて、夢の話だった。
こうして文字に起こそうと思うのだから、私にとっては今年一番不思議な夢だった。
今まで、こんな夢は見たことがない。
というのも、今回の夢は荒唐無稽のそれではなく、背景は全て私に絡んでおりながら、登場人物の数人は見知らぬ人、見知っていたとしても関わりのほとんどない人、であると先に言っておく。
夢の中で、ママと私を呼ぶ娘が高校時代の同級生だった。
彼女とは席が近く、(確か、左斜めに座っていた)よくおしゃべりしていたが、すごく仲がいいとは言い切れない。だが、彼女は幼少期の事故で手足が不自由だった。それを吹っ切るような強さを持っていて、顔立ちも濃く肌も浅黒い美人であった。
そんな彼女が、髪を黄色に染め、当然若くはち切れんばかりの長い足を出し(ショートパンツ姿だった)私を『ママ』と呼ぶのだった。
私は夫とS(夢のなかでは一貫として"S"と呼んだ。これは彼女の苗字であり、高校時代の呼び名である)を出迎えに行き、車で彼女の家に行く。そこで待っていたのはそこそこの倹しさと、寂しい暮らし。猫を一匹飼っている。だが、これまた知らない猫である。部屋は多少荒れていて、親心からなのか酷く心配する。『お金がないなら帰っておいで』
そして更に、『名前はなんだっけ?S、まではわかるんだけど…、その下が…』娘の名前を覚えていないなんてありえない。が、それが当然だと夢の私は思っている。Sは質しても答えなかった。現実の私もSの下の名前は思い出せない。
『洋子だっけ?』
漢字が浮かび、それをそのまま言ってみるが、彼女は微かに笑っただけであった。
場面は一変し、娘が増えていた。ここで知り合いのFちゃんが(顔が見えない状態で)、私の娘になっている。合計で三人、娘がいるようだ。どうも、ここがはっきりしない。一人はS、もう一人はFちゃん。皆、一緒に住みたいと言いはじめる。
『だったら、あの家を改装するしかない』私は巫女のよう断言する。迷いもない。
『じゃあそうしようよ』
それからワイワイ、私の実家に集まる。居るはずの私の父がいない。しかし、多勢に囲まれてる感覚があって、作業に入ったその時、もう一人の娘が来るという。
『ママ』
三人目の娘の隣には死んだはずのM氏—— 彼はある日突然亡くなった。直近で会っていたのは私だったと自負していることから、深い後悔を抱えているのも確かなのだが…
なんと満面の笑みで、娘を車に乗せてわざわざ来てくれたらしい。
M氏が加わったことで、私は嬉々としてはしゃいだ。
『ねぇ、M、私って優しいかなぁ?』
どうしてこんな言葉が出てきたのか分からない。夢だから本音が出たのか、全く見当もつかない。驚くことに、夢の中で私は甘えたように、こんなことを言ったのだ。
Mは『〇〇(旧姓で呼ばれる)が一番優しいよ』こう答えた。
Mと一緒に来ていた娘はメガネをかけているが全く知らぬ人である。細面の髪の長い、華奢な美しい人である。
Fちゃんと意気投合したらしく、同じ作業をしている。
『本当はこれしたくないけど、誘われたからしてる』Fちゃんの言いそうな台詞に、私は笑って応えた。
にしても…、これってなんだろう。
妙な夢だ。あと、やっぱり、Sの下の名前が分からない。
『なんだったかなぁ…』
疑問で目覚めた。そして今、記憶の残滓を頼りにこれを書いている。
起きたら娘がまだ起きていて、夫はベッドでスマホを弄っていた。
『実はね——』話しをしたら夫は笑っていた。『同級生の名前、憶えてないの?』聞かれても答えられない。娘(本物)の反応はとっても良くて、『私も全然知らない人、夢に出てきたことあったな。でも内容なんてたいてい忘れちゃう。多分、すごく浅いところで見てんだろうね』
記憶があるんだ、羨ましい、とも言われ、ちょっと嬉しかった。
考えてみれば、死んだMも健康そうで笑っていたし、見知らぬ美人と天国で暮らしているのかもしれない、こう思えば救われる。
ただ同級生のSが気になった。もしかして亡くなったのかなぁ…、不届きな私はこんな具合に決着をつけてしまう。
だけど夢だから、深追いもしないと決めてしまう。Sの下の名前も、所在も調べない。このまま眠ってしまおうと思う。
2025.10.8
