お久しぶりですね。実に。意外にも年末が激務でした。
お仕事もそうだけど、家のなかも出来るだけ掃除したくて、今更なんですが押入れを。
出てきた出てきた。古い子供服やら、小さなお布団やら…、さすがに乳児服は捨てましたが、綺麗な子供服は知り合いに譲渡。一枚一枚、眺めながらの作業が楽しかった。
DBさんのものは一枚たりとも捨てたりはできないので、畳んだりクリーニングに出したり。あとは自分でやってもらうということで、私のものはだいぶ整理しました。
洋服に関していえば、昔の服(約20年前の服)は殆どが日本製でした。なんとフリースまでも。韓国製でも中国製でもなかった。なので、美しいまでも原形をとどめているもの、崩れていないものは残すことにした。皮製品も数点あった。形はシンプルなブルゾンタイプで、男物ですが小さめなのが有難い。髪も前髪を長く残して、後ろ髪を短めにしたからタイトに着てみようかなぁなんて思った。
●バーニング/イ.チャンドン監督
本年度、第71回カンヌ国際映画祭のコンペディション部門の招待作評点を集計する、スクリーンデイリーで歴代最高評価(3.8点/4点満点中)を獲得し、圧倒的な作品評価によって国際批評家連盟賞を受賞した「バーニング」が、邦題を「バーニング 劇場版」としてついに2019年2月よりTOHOシネマズ シャンテほかでの全国公開が決定した。
ユ.アイン主演の映画ーー、と聞いて楽しみにしてました。
NHK総合で29日放送。劇場公開が2019年だそうですから、宣伝も兼ねてのドラマ版ということなんでしょうか。
小説家志望の僕、ジョンスと幼馴染のヘミ、そしてヘミがアフリカ旅行で偶然知り合ったという男ーー、ベン。
ジョンスとヘミは街中で偶然出会う。実に10年ぶりぐらいの再会だと思う。なんとなく結ばれる。仕掛けはヘミから。しかし、ジョンスはしだいにヘミを愛するようになる。だが、ヘミは以前からジュンスを好きだった。
『私が井戸に落ちたのを助けてくれたのはあなただった。ーーだけど、あなたは覚えていないけど』
『ーー私、整形したのよ。どう?可愛くなった?……私のことブスって言ったよね、覚えてる?』
『そうだったかな……』
こんな愛らしい告白を聞いたジョンスだが、本当に覚えていないようだ。だが、曖昧に返事をしないジョンスがとてもいい。
そんな二人の蜜月はかなり短い。突然、ヘミはアフリカに行くという。そして、この旅行から帰ってきたヘミの隣には“男”がいた。
その男がベンという謎の男である。お金があって、ゆとりもあって…、爽やかな笑顔と高級車を乗り回して…。
謎の男ベンは傍らにヘミを置きながら、小説家志望のジョンスに興味を懐くーー、何度となくベンはジョンスを呼び出し、三人で会う。
ベンはこの三人のあやふやな関係を客観視するかのように弄ぶ。そしてジュンスもベンに惹かれる。彼を怪しむというよりは、そうした魅力が彼にあるからだろう。最初は多少の嫉妬も込めてだ。ヘミを愛し始めていたジョンスの前で、ベンとヘミは充分、恋人らしい…。らしい、という謎の部分にジョンスは落ちて行く。
深い、深い、淵の中へ。
ベン
『僕は時々、ハウスを燃やすーー、畑にある納屋を焼くんです』
畑にある古いハウスを燃やす、ベンはジョンスに告白する。
汚らしい、目障りなものを跡形もなく消すーー、ベンは淡々と語りながら、美味そうにマリファナを吸う。
そして、この燃やすという行為も自然の理のようなものだというのだ。
『僕は受け入れるだけ…、それが(納屋が)燃やされるのを待ってるから。僕のするべきことは、判断だけでいい…。実は今日、ここには下調べに来たんです』
ジョンスの家は北朝鮮との国境付近にある。北の国営放送が聞こえてくるぐらいだから、だいぶ田舎なのである。
そんな場所には納屋がいっぱいある。汚らわしい、放棄寸前の納屋が…。それからジョンスは“燃やされる納屋”という存在に取り憑かれて行く。
ベンの言葉に意味を持たせてしまったジョンスは、“火”へと導かれ、ヘミの失踪へとたどり着くのだった。
不可思議な都市伝説めいた短編ミステリー。
夢なのか現実なのか、嘘か真か…。
謎の男ベンの、妙な爽やかさが、不吉さをよりいっそう際立たせる効果が絶大である。
ユアインの押さえ込んだ演技も絶妙で、ヘミ役は新人だそうだが、これまた謎の多い女、儚げで哀れな様子を熱演している。
『太陽が沈むように、一瞬で消えてしまったら…、前からいなかったみたいに』
ユアインの押さえ込んだ演技も絶妙で、ヘミ役は新人だそうだが、これまた謎の多い女、儚げで哀れな様子を熱演している。
『太陽が沈むように、一瞬で消えてしまったら…、前からいなかったみたいに』
消滅願望を持つヘミ…。
これは誰しもが持っている感情だと、私は思う。この一瞬で自分が消えてしまったらどうか…、後のことを考える暇もなく、煙のように消えてしまったらどんなにいいか。
これは誰しもが持っている感情だと、私は思う。この一瞬で自分が消えてしまったらどうか…、後のことを考える暇もなく、煙のように消えてしまったらどんなにいいか。
余談だが、最初のキャスティングにユ.アイン、カン.ドンウォンを予定していたそう。
それも観たかったなぁ、と思う反面、このキャスティングで良かったのだと思いつつ…、うわーーー、やっぱり、ドン氏だったらベンの役だろうとも思うのだった。
ベン役は難解だ。自然な流れの中に静かさ、したたかさを秘めねばならない。その上で狂気をも持たせなくちゃならないてんこ盛りの役である。ユ.アインのジョンス役もそうだ。ヘミが失踪し、ベンの呟いた“納屋を燃やす”という言葉に大きな意味を見出したジュンスは、それを題材にして小説を"書く”ーー。それも失踪したヘミの部屋で。
『とても近いところで燃やしましたよ…、あなたの家に行った後、二日後かな』
ベンの言葉をどう理解するのか…、委ねられた私たちは、解釈の自由を与えられたようで、実際は違う。何故か答えが一つのようで…、一つと選択したくないからこそ、わざとのように"夢"だと信じたい。
実はヘミなど最初からいなかったのではと…、誰とも交わらず、誰とも会わなかったのだと。
しかし、必死になにかを書き記すジュンス。
人間とはそういうものなのかもしれない。業深い、穴ぐらを持つのが人だ。
それも観たかったなぁ、と思う反面、このキャスティングで良かったのだと思いつつ…、うわーーー、やっぱり、ドン氏だったらベンの役だろうとも思うのだった。
ベン役は難解だ。自然な流れの中に静かさ、したたかさを秘めねばならない。その上で狂気をも持たせなくちゃならないてんこ盛りの役である。ユ.アインのジョンス役もそうだ。ヘミが失踪し、ベンの呟いた“納屋を燃やす”という言葉に大きな意味を見出したジュンスは、それを題材にして小説を"書く”ーー。それも失踪したヘミの部屋で。
『とても近いところで燃やしましたよ…、あなたの家に行った後、二日後かな』
ベンの言葉をどう理解するのか…、委ねられた私たちは、解釈の自由を与えられたようで、実際は違う。何故か答えが一つのようで…、一つと選択したくないからこそ、わざとのように"夢"だと信じたい。
実はヘミなど最初からいなかったのではと…、誰とも交わらず、誰とも会わなかったのだと。
しかし、必死になにかを書き記すジュンス。
人間とはそういうものなのかもしれない。業深い、穴ぐらを持つのが人だ。
単調な毎日だと信じたいが、実際はさまざまな出来事、感情が介在する毎日であるのだ。
美醜、善悪、正邪、人の生み出した悪露のなかで生きる私達。
さて。
冬の朝が素晴らしく美しい。
早朝、3時半に起きて、このドラマを見た。それから厚着して熱いコーヒーを持って屋上に上る。
ここで見る朝陽が絶景、とても美しい。
さて。
冬の朝が素晴らしく美しい。
早朝、3時半に起きて、このドラマを見た。それから厚着して熱いコーヒーを持って屋上に上る。
ここで見る朝陽が絶景、とても美しい。
16歳からこの家に住んでいるけど、40代になって初めて、いいなぁと思うようになった。
ぼんやりするのが大事、でも、そのぼんやりに意味を持たせるのが大事。何かを掘り下げたい時、燃焼しない何かを抱えている時、いつもこうして独りになる。
ぼんやりするのが大事、でも、そのぼんやりに意味を持たせるのが大事。何かを掘り下げたい時、燃焼しない何かを抱えている時、いつもこうして独りになる。
2018.12.30






