こんにちは。puffです!
今にも雪が降りそうな今日、一週間のうち唯一のお休みである今日なのですが……、またまた、これが休まらない。
明日が雪なら買い物もある、図書館にも行きたい、とにかく欲張ってしまい、午前中はほぼ自分の用事に費やしたしだいです。
そしてバスに乗ってTSUTAYAにも行く。1日に返却するDVDもあるしと。
実は家族で《ボイス 112の奇跡》という韓流ドラマにハマっている。
ヒョク兄貴(チャン.ヒョク/チュノ推奴というドラマで主役を演じたことで有名)熱の入った演技に家族中でワクワクドキドキ。そして犯人役のキム.ジェウク、(彼はドラマ赤と黒でも御曹司てしたが。端正な顔立ちがつい、そういった役にハマるのかもしれない。)
そして久々のドラマでの出会いに期待、暴力団幹部役のナム.サンテ役、キム.レハ。
渋みの優ったヤクザの飼犬。噛んだら喰いちぎるまで離さない……そんな感じの鋭さです。
特にサイコパス御曹司を演じているキム.ジェウク……、甘いマスクで非情な殺人を繰り返すという。暗闇に浮かぶ真っ白な歯が異様です。

こちらを是非ご覧下さい。おススメです👍


○母なる証明 / 2009年 / 監督 ポン・ジュノ
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寄り添う親子。親子心中ものって括ったらブラックすぎるかしら。

圧倒されるオープニング。

随分と前に見た覚えがあり、もう既に記憶が曖昧で……、TSUTAYAに行ったついでにまだ在庫であるならと検索したら!
監督はポン・ジュノ氏、主演はウォンビンです。兵役後の復帰作にポン.ジュノ監督の作品に出るなんて……、なんてラッキー。
監督の代表作は《殺人の追憶》……、この《母なる証明》と前作を比べるわけではないけれど、韓国の田舎で起こった猟奇殺人、こうした主題は監督が得意とするところなんだろうか。
今回はかなり禁忌(タブー)に切り込んでおります。

映画の舞台は都会からかけ離れた田舎町、事件も窃盗や交通事故ぐらいが関の山の、村に毛が生えたような街で女子高生が殺害された。
犯人は知的障害者のドジュン、なんだか……、冤罪のような気もするのですが。
ドジュンは知的障害者であっても思春期、友人に嗾けられて酒場にも行くしナンパもする、だが……、その夜も確かに、ドジュンは酔いに任せてとある少女に声を掛けた。
その少女はその夜のうちに惨殺されたわけですが、弁護士に相談するも酷い。とにかく、扱いが酷い。そして警察サイドも調べがずさんです。さっさと終わりにしたいのもあり、ドジュンはスピード収監、なんだか、韓国の闇がせせり上がる瞬間でした。

なので、弁護士からも見捨てられ、街のみんなからも阻害された母親は、自ら事件を探索することに決めた。
母親の独自捜査が実を結ぶかしら。
息子は無実だ、知的障害者の犯罪などあるはずがない、と、こう言い切ってしまう母の愛情に何故か私は眉を寄せるばかり。
もしかして……、という疑問符がこの母親に皆無だということに違和感は生じるが、こういった土壇場で自分が冷静でいられるかどうかと考えたら疑問です。
母親は子供のことになると我を忘れる、こういった感情は確かにある。が……、今少し掘り下げれば、実は母親の半身が子供であり、子供の半身も母親で……、
私も経験大ですが、子供が詰られると自分が詰られたように実感します。
ですから、私も子供が罪を犯せば、その罪を拭いたいとも思いますが、実は自分の汚名を晴らすような感覚で奔走し、錯綜しないかといった不安が生まれました。
なかなかの問題作です。考えれば考えるほど怖い、親子でも距離があるほうがいい。しかし、意外にも難しい、これが現実です。
この母親役を演じているのが、韓国の母とも言われている"キム.ヘジャ"であります。この映画の、真実の主人公である。

母子とは緊密な絆で結ばれている。
私は子供を産んだ時、感動も薄く、躊躇いが多かったように記憶するが、子供が成長するにつれ段々と愛情を持てるようになった。
母親とは、はなから母性があるわけではない、少しずつ培われて行くものなのだと感じた瞬間でもあった。
子育てしながら、充実した愛情に満たされる瞬間もありながら、一方で憎いなと思う瞬間もあったりと、人の感情はその時々で変化する。本当に不思議だ。
私の子供は偶然にも女。例えば私が男を産んでいたら……、女性の私が男を産んでいたらと、未知を夢想することもしばしばである。
この映画の母子は、後にも先にも一心同体であろう。ドジュンは母を慕っているし、母は息子を、まるで夫のように扱っている。
というのも、父がいない設定であり、劇中、生活苦に喘ぎ、親子心中を図ろうとした壮絶な過去が語られる。
この密着した母子の関係こそが、瀬戸際を行く母の暴走を止まらなくするのだが……、息子の無実を信じるというよりも、彼女は盲信しているようにも感じた。
母親は、事件を追ってる最中、どうにもならないくらい狂気じみている。
冷静でいられなくなる真っ白な感情は、私にも充分に理解できた。有る感情なんだと知るからこそ愕然とするのだが、しかしこれも監督の狙いであるように思う。
母子にも表と裏があるんだ、それがこの世界の真実、避け難い現実なのだろうと実感した。

韓国映画の半端ないリアリズムには頭が下がる思いでいっぱいです。
例えるならば、夏は蒸し風呂のように熱く、冬は凍えるように寒いといった、見たくない、感じたく無いものを、無理やり見せつけられているような……、ですが、見なきゃいられなくなるのが韓国映画なのだ。
脇役陣の演技が素晴らしのも特徴で、長年追っていれば、あ、この人も出てる、やんややんやと騒ぐのも楽しい。
哭声(コクソン)に出演していたチョン.ウヒも、この、母なる証明に脇役で出演している。
彼女の演技は2009年、既に開花を始めたかのように印象的で、実に体当たり。
今につながるのだなと再発見したしだいです。


○初梅や。

ちょっと用事があり、偕楽園にまで足を伸ばした私。しかし先週のことでしたが、まだ雪が残っていますね。
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2018.2.1