先月終わりにNHKラジオ第二放送が終わりました。放送が終わるというのは自分には初めてでしたが、気づいたら何も流れておらず、実にあっさりしたものです。

 

1931年から95年の歴史があったとのこと。教育番組中心で自分も語学など世話になっていましたが、思い返してみるとラジオ第二放送はそろばん教室の方が先だったようです。

 

頭が良くなると信じて、そろばん片手に聴いていた小学生の自分がいじらしく思えてきます。夕方6時からの放送で、その後に基礎英語が流れます。まだ学んだことがない英語がラジオから流れてきて、その響きに憧れを抱いていた、そんな当時の自分もいじらしく思えてきます。

 

そろばん教室の方は、自分が基礎英語に移動して聴くことはなくなり、その後は続基礎英語、英会話…と先月の終了まで40年余り、随分お世話になりました。結果的にはそろばん、英語と聴いた時間の長さに応じて成果があったので、まさに継続は力なり、という言葉を自分の人生で実証したようなものです。

 

スイスにいた頃、語学堪能な日本人の方がラジオの語学は月2,3百円のテキスト代で勉強できる貴重な存在だと話していたことも思い出します。その方には到底及びませんが、その言葉に刺激を受けてフランス語や中国語もやった気が…成果は聴いた時間の長さに応じて、というのをここでも実証しました。

 

第二放送がなくなって番組表を見ると、教育関係はFMになり、夜中までびっしり番組が詰まっているのは圧巻です。インターネット放送を使えば、いつでも聴けるから、再放送はいらないということでしょう。

 

インターネットで必要な時に必要なだけ、というのは無駄がなくて効率的ですが、その時間に流れ出したら始める、ということはありません。半ば強制的に継続するような仕組みも自分のような弱い人間には必要だったという気がします。

 

びっしり詰まった番組表は、そんな無駄も許されない姿を見せつけているようで、言いようのない息苦しさを感じたと言えば、言い過ぎでしょうか。