おみふ(川嶋美楓)の復帰戦。

普段は武道館などの
大会場用のイヤモニを付けて
みっぷるの耳への負担を
考慮して臨んでいた
春コンの初日。

正直、歌の出番は
ほとんどないし、
怖々歌っている姿が
印象的だったけど、
ダンスに関しては、
動きの美しさ、丁寧さと
リズムに乗ったときの
躍動感は健在。

本人はケロッとした顔で
先輩メンバーをいじる余裕も。

いい意味で図太くなった。


セトリはこちら



●黒衣装が似合う大人のグループ

今のJuice=Juiceは
ビジュアルで売るグループと
言っても差し支えないほど。

みんなお顔もスタイルも
シュッとしてるし、
今時のアイドルグループって感じ。
その真ん中に
植村あかりがいるというのも
しっくり来る。

とくに最初に着ていた黒衣装は
そのビジュアルとピッタリ
ハマっていた。

言うてもメンバーの
半数以上が10代。
工藤由愛(19)
松永里愛(18)
入江里咲(18)
江端妃咲(17)
川嶋美楓(16)
遠藤彩加里(15)
でもそれを感じさせない
オトナっぽいグループに
なっている。

それは、1人1人が
グループに依存することなく
すでに自立しているところに
秘訣がある気がしている。

みっぷるも自立していく
必要があるが
図太くて、
強くなったみっぷるなら
大丈夫だし、
メンバーとの仲が深まっているのも
随所に見られたし
(最後のMCではサラリとメンバーや
スタッフに支えてくれてありがとうと
感謝の言葉を伝えられていた)

なにより、ラブさん
(松永里愛のことをみっぷるはこう呼ぶ)
に付いていけば間違いない。

今のラブさんほど
最高のお手本は
他にいないんだから。



●「おあいこ」が名曲すぎる件

新曲は3曲披露。

「ナイモノラブ」で
抜群の存在感を発揮するのが
あかりんご(遠藤彩加里)。

お尻をくいっと突き出して
足をパタパタさせる振りが
たまらなく色っぽい。

アイドルに使いがちな
「セクシー」という記号的表現を
超えている。

ダンスに関しては
工藤由愛、遠藤彩加里、川嶋美楓の
3人をずっと見てたら
このツアーは飽きません。
(でも他の子も見ちゃうからなあー)

3曲の中で抜群にいいなと
思った曲が「おあいこ」。

自分が「いい曲」と思う条件を
全て満たしているので、
こんな曲作れるのは誰?
と思ったら、つんくだった。

この前のつんくとJuiceメンバーの
対談を見て、
今のJuiceをつんくは
知らないんだろうなと感じたし、
てっきり興味ないものだと
思ってたけど。
(その対談はこの曲のレコーディング後に
行われたものだろうね)

つんくの中には
植村あかり、段原瑠々までの
イメージはあって、
(るーちゃんは研修生までのイメージね)
初期のJuice=Juiceっぽい曲を
書いたらこうなった、
ということかな。

とにかくBメロからサビにかけての
コード進行が抜群です。

サビのユニゾンの
厚みのある美しさと
段原ソロパートのエモさは、
きっと音源よりも
ライブで聴く方が
伝わるでしょうね。



●ラブさんの涙

最後、1人ずつ挨拶するところで
松永里愛が
「ライブ始まりの円陣で
やっと11人揃ったと思って…」
と言いかけたところで
言葉に詰まって、
涙が溢れて止まらなくなった。

里愛ちゃんが泣くのは
本当に珍しい。
(昨年のバーイベでも泣いてたけど)

「(泣いたことは)絶対どこにも書くなよ」
と言っておられましたが、
このブログなど誰も見てないので
書かさせていただきました。
許してね、里愛ちゃん。

それだけ強い気持ちで
11人でのJuice=Juiceに
思いを馳せていたんだなと
ラブさんの心の中を思うと、
俺も泣きました(笑

おみふも、
それだけ強く自分のことを
想ってくれる人がいて
それだけで幸せだよね。

それまで明るく振舞っていた
おみふも
里愛の話には
神妙な面持ちで
耳を傾けていたな。

松永里愛のグループ愛は
Juice=Juiceの遺伝子である。


 

●その他雑感

回替わりで昔カバーした曲を
やるコーナーあり。
「インスピレーション」
懐かしいわ!
2016年の「LIVE MISSION 220」以来?!
めっちゃ盛り上がった。
「ほんまかいな!」などの大阪弁は
昔はゆかあーりーだったけど
今回はえばいちか?だったかな。

アンコール1曲目は
あーりーとメンバーとの
日替わりデュオ。
初日はあーりーとれいれい(井上玲音)の
「素直に甘えて」。
れいれいがJuice=Juiceに
入りたての時に
あーりーとコラボした動画の
ボサノババージョン。
もうね、この2人の歌については
説明不要でしょ。
生で聴けて、
あのレコーディングの
数倍良かったです。

あと今回、
ヲタクの盛り上がりが
すごく良くて、
映像の演出とともに
最高のライブ空間を
作り上げられてる。
それも一つの音楽、みたいな。


 

やっぱり、
Juice=Juiceは
ライブが命です。