中学生くらいの頃、
よく聴いてた深夜ラジオの音楽番組
「サーフ&スノー」。

エンディングテーマとして
毎日流れていたのが
KANさん2枚目のアルバム『NO-NO-YESMAN』収録の
「ONE NIGHT KISS」だった。

ポップで明るいメロディに
毎晩、心が躍った。

この曲で初めてKANさんを知った。


4枚目のアルバム『HAPPY TITLE -幸福選手権-』
ラストを飾る「東京ライフ」は
名曲中の名曲。
イントロのクリスタルなピアノソロに
都会人の孤独な心の寂しさが癒された。


三ツ矢サイダーのCMでおなじみの
「まゆみ」が収録されているのは
7枚目のアルバム『TOKYOMAN』。
「死ぬまで君を離さない」のカップリング
「KANのChristmas Song」は
ケンタッキーのCMでもよく流れてた。


ピアノ弾き語りで

ハイセンスなポップス、ロックなど
幅広いジャンルの音楽を歌いこなす姿は、
まるで日本のビリー・ジョエル。



自分がハロヲタになってからは、
「スッピンと涙。」(後藤真希)
「16歳の恋なんて」(安倍なつみ、矢島舞美)

そして、真野恵里菜に提供した楽曲の数々。
リチャード・クレイダーマン的「マノピアノ」。
「乙女の祈り」
「はじめての経験」
「世界はサマー・パーティ」
どれも、真野ちゃんのイメージに
ピッタリハマってた。


こぶしファクトリーの「桜ナイトフィーバー」、
Juice=Juiceの「ポップミュージック」も

良かったし、

ハロコンで聴いた「言えずのI LOVE YOU」、
切ないメロディにグッときた。


でも一番、心に刺さったのは
「エキストラ」。

 


 あなたがいるシーンに少しでも
 写り込んでいれればそれだけでいい

 かなわぬ恋なんて言うに及ばぬ
 途方にくれるような片思い


誰かの心のワンシーンに刻まれることが
ささやかなる生きた証。

KANさんが遺した美しい名曲の数々は
これからも心の中に生き続けます。
 

 

 

ご冥福をお祈り申し上げます。