先ほどの「ハロドリ。」で
今年の実力診断テストの
ラインナップが出揃った。

 



今年は人数が少ないということもあり、
1人につき、課題曲と自由曲の

2曲やることになっている。

さしずめ、

フィギュアスケートでいうところの
ショートプログラムとフリーだが、
課題曲といっても、
7曲からいずれか1曲を選ぶ形になり、
曲によって見るべきポイントが
全く異なるため、
単純な横並び比較にはならない。


【課題曲】

A.気まぐれプリンセス(モーニング娘。)
B.七転び八起き(アンジュルム)
C.ポツリと(Juice=Juice)
D.ハナモヨウ(つばきファクトリー)
E.そこらのやつとは同じにされたくない(雨ノ森川海)
F.チョット愚直に!猪突猛進(こぶしファクトリー)
G.人生はSTEP!(℃-ute)

<順番と選曲>

1.小野田華凜 A    
2.川嶋美楓    C    
3.橋田歩果    A    
4.植村葉純    B    
5.後藤花     G    
6.前島花凛    C    
7.石山咲良    A    
8.松原ユリヤ  C    
9.村越彩菜    F    
10.吉田姫杷    F    


こうなると、選んだ曲が重複しなかった
植村葉純と後藤花は気が楽である。
自分のパフォーマンスに集中できる。

逆に、
「気まぐれプリンセス」で重複した
小野田華凜、橋田歩果、石山咲良や
「ポツリと」で重複した
川嶋美楓、前島花凛、松原ユリヤは
それぞれの曲において比較されやすく、
実力差がモロに表に出る可能性がある。


曲が同じだと、
後ろで歌う方が、
先に歌った子を超えなければ

いけないという

プレッシャーもあり、
じつは大変かもしれない。
(同じ曲を3回聞かされて飽きてくるヲタクの目を覚まさせなければいけない)

また、課題曲で誰の目にもわかるくらい
実力差がハッキリついてしまった場合、
その印象の差を自由曲で覆すのは
難しいかもしれない。
これも投票方法次第なところがある。



【自由曲】

1.川嶋美楓

 「青春コレクション」    
2.前島花凛

 「青春の花」    
3.橋田歩果

 「ピーナッツバタージェリーラブ」    
4.植村葉純

 「C\C(シンデレラ・コンプレックス)」    
5.石山咲良

 「KEEP ON 上昇志向!!」    
6.吉田姫杷

 「Go Girl~恋のヴィクトリー~」    
7.小野田華凜

 「夢幻クライマックス」    
8.後藤花

 「ここにいるぜぇ!」    
9.松原ユリヤ

 「Teenage Solution」    
10.村越彩菜

 「ジェラシージェラシー」


自由曲は、

いつもの実診と同じように
自己プロデュース力も問われる。

軒並み、自分に合った曲を

選んでいる印象だが、
小野田華凜、村越彩菜は、
BP賞を獲りにいくための選曲に見える。
それが吉と出るか凶と出るか。

ダンソンの

「悩みがある」という選曲理由は
相変わらず謎である。
ボケなのかマジなのか、
本番当日までさっぱりわからん。

橋田歩果は、

昨年みつばちに「高校生なんでしょ」と
言われたにもかかわらず、
今年も同じ路線を貫く。
「自分が売り出す方向はコレだ!」と
自分の中でビジョンが決まっているようだ。
なかなかの頑固者である。


【予想】

本命は、小野田華凜である。

ここまでコツコツと

積み重ねてきたものはウソをつかず、
本番ではそれが明確な実力差となって

表れそうだ。

もちろん、研ヲタからも

彼女が本命視されるだろうが、
絶対的な本命かと言われると、

そうではない。

過去の大本命であった段原瑠々、松永里愛や
昨年の豫風瑠乃のように、
歌で、力でねじ伏せるタイプではないからだ。
(しかもこの3人は大トリという順番も味方した)


対抗には、

川嶋美楓と石山咲良を挙げたい。

川嶋美楓は伸び盛りの32期。
先日のFCイベントでも間近で見たが、
鍛え上げられた腹筋に、努力の証が見える。
ルックスもあか抜けてきた。

定評のあるリズム取りを封印して
課題曲でバラードに挑む心意気や良し。
ここで前島、ダンソンを置き去りに出来たら、
そのまま勢いに乗る可能性は高い。

石山咲良はダンスのダイナミックさ、

躍動感が武器であり、
この部分においては小野田華凜を上回る。
その持ち味を十分に出せる曲を

選んだと言っていいだろう。

同期の有澤一華に先を越され、
彼女に残された時間は多いわけではない。
本気でデビューしたいのか、

知りたいのはそこである。


穴は、ダンソン。

結局、今年もやっぱり読めない。
研修生発表会を見る限り、
急速に実力をつけているのは間違いないが、
それが「Teenage Solution」で

爆発するかは、

全くわからない。
彼女の「悩み」次第のような気もする。


ここまで触れてない子についても

ひとことだけ。

「青春の花」を選んでくれた前島花凛には、
こぶし組からワンポイントあげたい。
いきなり中野サンプラザのステージで

1人で歌うなんて緊張の極みだと思うが、

陰ながらエールを贈りたい。

植村葉純は、

自分のことをよーくわかっている。
曲のチョイスは完璧だ。
アイソレーションは、みつばちまきは教えない。
彼女にしかない武器の一つである。
今年はまだ「彼女の出番」じゃない気がしているが、
持っている素質には何の疑いようもない。

吉田姫杷は、

明るく前向きな自分への脱皮を目指している。
目指す方向が明確になっている分、
思い切ってチャレンジできる。

後藤花は、

こういう舞台にも物怖じしないような
強心臓を持っていそうだ。
それが事務所から

おはガール練習生に抜擢された
ひとつの理由と見る。

(つまり、ネジが何本か抜けている)
いい歌声してるので、

まずはリズムを身に付けたい。

村越彩菜も、有力な入賞候補である。
昨年「次々続々」で

カッコイイ系のパフォーマンスに開眼。
今年は「ジェラジェラ」で

さらなる上を目指す。
ちなみに、ワンコーラスだから
ラップまではやらせてくれないのかな?
(結構、そこが大事な気がする)



中野サンプラザでやる実力診断テストは
ひさしぶり。
お見送りで、いっちゃん(一岡伶奈)に
「デビューおめでとう!」と

声かけたのが、
もうずいぶん昔のようだ。