デビューを待つ研修生の新グループ
(米村、石栗、窪田、斉藤、中山、広本、西﨑、北原)
のコンセプト、グループ名はいつ決めたらいい?
というお話です。
そもそも、新グループを作る際、
①(特定の)人ありきで作るのか、
②コンセプトから組み立てて作るのか、
2通りのやり方があります。
近年のハロプロだと、
宮本佳林ありきで作ったJuice=Juiceや、
浜浦彩乃を中心に作ったこぶしファクトリー、
浅倉樹々を中心に作ったつばきファクトリーは、
人ありきで作ったグループだと言えそうですが、
BEYOOOOONDSに関しては、
先にコンセプトを作ろうとしていたフシがあります。
演劇に特化した新セクションを作ろうとしたり、
グループの形を決めるのにアメーバの図を持ち出したり、
いろいろ紆余曲折した末、
寸劇型アイドルというコンセプトに落ち着いています。
もっとも、BEYOOOOONDSの場合、
多方面で有能なメンバーが揃っていたため、
どういうコンセプトだったとしても、
アジャストできていたと思いますがね。
そこで新グループはどうなのか?
ということになるのですが、
今のところ、①でも②でもなさそうですね。
メンバーを決める過程に
ヴィジョンや計画性は感じませんし、
急遽オーディションを開いて人を増やそうとしている段階ですから、
何人グループに落ち着くのかも未定です。
グループの主軸・象徴となるような
エースポジションの子も見当たりません。
かといって、グループの方向性や
コンセプトも決まっているわけではありません。
人ありきでも、
コンセプトありきでもないため、
ヲタク達が新グループに対して
夏のハロコンで、8人体制になって驚いたことがありました。
「ミステイク」の一番目立つ場面(Cメロ)、
窪田七海と斉藤円香のソロが、
広本瑠璃、中山夏月姫に替えられていたのです。
窪田も斉藤も最初は高いキーに苦戦していましたが、
時間をかけて、パフォーマンスを重ねる度に、
精度が上がってきたところでした。
苦労して積み上げてきたものをあっさり代えたことは、
とても大胆に映りました。
こうしたことは、要は、
まだこのグループはスタートラインにも立っていないわけだから、
いろいろと試行錯誤していくよ、
というマネージメント側(事務所)の意思表示にも感じました。
実際、代わった広本、中山は高音を得意としており、
とくに広本はこの高音パートを苦にせず、
サラッと上手に歌い上げていました。
ハロコンの印象としても、
4人が新たに加わったことによる粗が出てきた箇所は見当たらず、
むしろ、全体的に洗練された雰囲気すら感じられたものです。
逆に言えば、
みんな歌もダンスも平均点よりちょい上だけども、
こじんまりとまとまって特徴がなく、
正直、あまり印象に残らなかったんですね。
これは、人気が出るまで時間かかりそうだな・・・というのが
偽らざる感想です。
こうなったらもう、
早めにコンセプトを決めて方向性を明確にした方がいいのでは?
と考えてしまいがちですが、
焦りは禁物、
今は試行錯誤の時期ですし、
グループの概略が固まり、
メンバーの個性がおぼろげながらもなんとなく見えてくるまでは
しばらくペンディングにした方がいいと思いますね。
今焦ってコンセプトを決めても、
どうせ変わることになりますよ。
個々、そしてグループの持ち味を慎重に見極めるためには
ある程度の時間が必要です。
4人時代の研ユニも、
パフォーマンスを重ねる毎に、次第にグループの個性が見え始めていましたから。
8人になって、また仕切り直しです。
しかもオーディションで新メンバーが入ってくる公算が高いのですから、
まだまだグループの形は変わってゆく、ということですね。
コンセプトが決まらないうちは、
通常、グループ名も決まらないもの。
とはいえ、年内にはデビューシングルの構想くらいは固めたい。
逆算して考えると、タイムリミットは年内。
そこまでには、コンセプトもグループ名も決めておきたい、ですが、
どうなるでしょうか。
今日はここまで